不調続きはホルモンバランス?自律神経が乱れる原因やバランスを整える方法

美容・健康

休むほどではないけれど、体調が良くない状態が続いている人は、ホルモンバランスが影響しているかもしれません。自律神経が乱れてしまうと、ホルモンバランスが乱れ、様々な不調を及ぼします。では、自律神経が乱れる原因やバランスを整える方法などをご紹介します。

なんとなく調子が悪い…が続いている人は要注意!

女性の中には、「休むほどではないけれど、なんとなく体調が優れない」と感じることがあるはず。

そんな時、我慢できないほどの痛みや辛さではないため、「病気ではないだろう」とほおっておく人がほとんど。

しかし、そのなんとなく不調が続いている場合には、ホルモンバランスが影響しているかもしれません。

生理前や生理中には、頭痛や腹痛、吐き気などが起こりますが、これもホルモンが大きく関係しています。

それだけ、女性にとってホルモンバランスは体調にも大きく影響を及ぼすということです。

自律神経の乱れがホルモンバランスを崩しているかも

実は、ホルモンは自律神経とも大きな関わりがあります。

自律神経は、交換神経と副交感神経により成り立っており、このバランスが崩れると様々な不調を引き起こします。

20代から30代の女性は、仕事や家事などに追われ、忙しくしている人が多いため、何らかのストレスを感じ、このバランスを崩している人が多い年代。

不規則な生活をしている人も、バランスを崩しやすいため注意が必要です。

ホルモンバランスとは

女性は、エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがあります。

月経は、この2つのホルモンのバランスに大きな影響を与え、体に変化を起こします。

2種類のホルモンは、月経周期により交互にバランスが増減。

月経から排卵の間までにはエストロゲンが分泌され、排卵から次の月経までの間にはプロゲステロンが分泌されます。

交互にバランスが変わるのは問題ありませんが、サイクルが変わってしまったり、ホルモン分泌の量が減ることで、体調不良を起こします。

ホルモンバランスは、様々な原因で乱れてしまう為、その原因を突き止めて改善していくことが大切です。

ホルモンバランスを崩す、自律神経が乱れる原因

長く体調不良が続いている人は、「ホルモンバランスが乱れているのかも?」と心配になっている人もいるでしょう。

ホルモンバランスの乱れによる不調の症状は様々。

例えば、頭痛、めまい、耳鳴り、動機、息切れ、のどの詰まり、寝つきが悪い、手足の震え、だるさ、イライラ、不安感、便秘、食欲不振などが上げられます。

では、どうしてホルモンバランスが乱れてしまうのか、その原因をご紹介します。

体質によるもの

自律神経が乱れてしまった人の中には、元々の体質が関係していることもあります。

自律神経機能のバランスが、元々悪い人は何らかの原因ですぐにバランスが乱れてしまいます。

立ちあがる時、めまいがすると感じている人などは、体質が原因となっているかもしれません。

ストレスによるもの

今では、小さな子供でもストレスを抱えている時代。

誰だって、一つや二つストレスはあるのではないでしょうか。

ストレスには、2つあります。

一つは外的ストレス。

例えば、冷房の利きすぎる環境に長時間いたり、暑い環境で長時間過ごす場合には、外的ストレスを感じます。

そして、その外的ストレスが体温調整をしようと働きかけるため、自律神経に乱れを起こしてしまいます。

二つ目は、内的ストレス。

不安状態や緊張状態を長期間続けていると、ストレスで自律神経が乱れてしまいます。

どちらのストレスも思い当たることがある人が多いでしょう。

ストレスが原因の場合には、その原因となるストレス源を解消していくことが必要です。

性格によるもの

人は、それぞれ性格が異なります。

同じ様な経験をしても、それをストレスと感じる人もいれば、全くストレスを感じない人もいます。

当然、ストレスを感じやすい人は、ちょっとしたことで不安になるでしょう。

体調不調が続くと、「もしかすると、重大な病気かもしれない」と思い、より状態を悪化させてしまうこともあります。

ライフスタイルによるもの

自律神経の乱れは、ライフスタイルも大きく関係してきます。

健康な体を維持するためには、食事、睡眠、運動が必要。

この一つでも欠けてしまえば、生活リズムが崩れるのと同時に自律神経も崩れてしまいます。

自律神経の乱れを戻し、ホルモンバランスを整えるには?

自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れたら「治るのだろうか?」と不安になる人が多いでしょう。

自律神経の乱れは、薬などでの治療ではなく、普段の生活を見直すことからも改善することができます。

では、その方法をご紹介しましょう。

運動で汗を流す

なんとなく不調が続いている人は、「運動なんて、する余裕がない」と感じている人もいるでしょう。

大人になってから、運動をして汗を流すことが減ったと感じている人も多いはず。

実は、副交感神経の働きを高めるためには、セロトニンという神経伝達物質を出すことが大切。

セロトニンを増やすためには、運動がおすすめです。

運動といっても、キツイ運動をする必要はありません。

ウォーキングなどの運動で充分効果がありますから、まずはお散歩がてらウォーキングをはじめましょう。

運動を取り入れ、汗を流すことで、気分も変わってくるはずです。

恋人や友達と楽しい時間を過ごす

なんとなく体調が悪いと、人と会うのも面倒になるもの。

しかし、そんな時こそ恋人や友達など、気の置けない相手と楽しい時間を過ごすことも大切です。

特に、仕事などでのストレスを感じている時には、リフレッシュすることが必要。

楽しい時間を作って、ストレスを上手に発散しましょう。

時には思い切り泣く

最近、思い切り泣いたことはありますか。

大人になると、なかなか泣くことも少なくなります。

会社などで悔しい、辛いことが起きても、我慢してしまうでしょう。

しかし、泣くことは副交感神経を優位にさせる効果があり、自律神経の乱れにも効果があります。

泣いた後、すっきりした経験がある人も多いと思いますが、時には思い切り泣いて心の中を掃除することも大切です。

ぬるま湯で入浴

40度程度のぬるま湯での入浴は、副交感神経を高めてくれる効果があります。

その結果、体も心もリラックスさせることができるでしょう。

体もぽかぽかに温まった状態でベッドに入れば、質の高い睡眠もとれるはずです。

カフェインを控える

食後や仕事中などに、コーヒーや紅茶などを飲んでいる人も多いはず。

実は、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれているカフェインは、交感神経を高めてくれる効果があります。

仕事中は、確かに気分よく過ごせますが、就寝前などに飲んでしまうと交感神経が優位になり、寝つきが悪くなってしまいます。

就寝前のカフェインは、控えるようにしましょう。

おかしいと思ったら、早めに対策しよう

体調が悪い日が何日も何週間も続くというのは、本来おかしなこと。

我慢出来ない訳じゃないけど、なんとなくだるいという日が続いた時には、「ホルモンバランスのせいかも?」と思って生活を見直してみましょう。

ホルモンバランスの乱れは、生活を見直すことで、改善できることがたくさんあります。

まずは、自分で改善できることからはじめて、心身ともに元気な状態を取り戻しましょう。

関連記事一覧