疲れ目はツボとマッサージ!セルフケアで疲労を改善しよう!
毎日、長時間パソコンを使用している人、スマホを長い時間使っている人は、目の疲れを感じているのではないでしょうか。目疲れは、セルフケアでも解消することができます。では、知っておきたい疲れ目の仕組みやツボ刺激や体操によるセルフケア方法、食事からの解消方法などをご紹介いたします。
疲れ目を感じたら、早めに改善!
長時間、目を使うと誰だって疲労を感じます。
しかし、目が疲れているという実感はあっても、どうして疲れてしまうのかその仕組みなどを知らない人も多いはず。
自分の目のことなのに、意外と知らないことが多いものです。
では、疲れ目について詳しくご紹介しましょう。
疲れ目とは?まずは仕組みを理解しよう
私たちが目を見る時、無意識に水晶体を調節し、ピントを合わせています。
この動作があるからこそ、しっかりと物を見ることができます。
水晶体を調節する際には、毛様体筋という筋肉を使い、水晶体を緩めたり引っ張ったりしてピントを合わせているため、毛様体筋は常に緊張状態。
そのため、筋肉疲労を起こしてしまいます。
また、老眼になると、ピントの調整機能も老化してしまう為、近くが見えにくくなり、無理をすることで、目が疲れやすい状態になってしまいます。
長時間のパソコン業務は注意
仕事で、長時間パソコンを使う人も多いはず。
デスクワークをしている人は、しっかりと休憩時間をとっていますか?
実は、1日8時間以上パソコン業務をしている女性は、VDT症候群と言われている肩こりなどの症状や眼精疲労などの症状、冷えなどに悩んでる人が多くいます。
これらを改善するためには、何よりも休憩をとることが大切。
1時間パソコン業務を行ったら、10分から15分は休憩をとり、ツボを刺激したり、目薬などをつかってアイケアをすることがおすすめです。
眼疲労と眼精疲労の違い
目の疲れというと、眼精疲労と思っている人も多いでしょう。
しかし、実際には目疲労と眼精疲労は異なります。
目疲労とは、疲労感のことを指し、一過性のものですから、睡眠をとったり、休憩をとることで回復します。
しかし、眼精疲労の場合には生理的範囲を超えた疲労となり、身体がSOSを出している状態。
目のピントが合わなくなってきた、乾きやすくなったといった症状が現れたら、注意が必要です。
【疲れ目セルフケア その1】ツボの刺激で改善
目の疲れを感じたら、まずは目を休めることが必要です。
パソコン業務をしているのであれば、パソコンから離れることが大切。
そして、プラスのセルフケアをすることができれば、目の疲れも改善することができるでしょう。
では、ツボ刺激による改善方法をご紹介します。
目の疲れをとるツボ
目の疲れをとるためには、顔に左右対称にあるツボを刺激することがおすすめです。
まず、さん竹というツボは、眉頭の部分にあります。
眉毛の眉頭を押し、ツーンという痛みがあれば、そこがツボ。
5回から6回程度、ゆっくりと押していきましょう。
また、目じりの横にある瞳子りょうというツボ、目頭のくぼみにあるせいめいというツボも効果的。
この部分は、皮膚が薄い部分ですから、優しくマッサージするようにしましょう。
下まぶたから指1本分下にある四白というツボも、刺激することですっきりとさせる効果が期待できます。
疲れ目による肩こりに効くツボ
疲れ目から、肩こりを引き起こしている人も多いはず。
肩こりも放おっておくと、頭痛や吐き気といった症状まで悪化してしまうこともありますから、早めに改善することがおすすめです。
肩こりに効くツボは、百会という頭のてっぺんのツボ。
このツボを、優しく刺激することで、頭もすっきりとさせることができます。
首の後ろ、髪の生え際のくぼみあたりにある風池や、首の付け根にある肩井というツボも刺激することで、肩周りを軽くすることができるでしょう。
【疲れ目セルフケア その2】目の体操で目の疲れを改善
何か作業をはじめると、目を動かさず、酷使してしまうことになります。そんな時には、目を動かす体操をし、ほぐしていくことも大切です。
では、状況に応じた目の体操方法をご紹介します。
パソコン作業が多い人におすすめの体操
パソコン作業が多い人は、画面をじっと見つけていることが多いでしょう。
そんな人は、目のピントを合わせる働きにより、毛様体が疲労している状態のため、凝りをほぐすことが必要。
まず、目を一度ギュッと閉じ、開きます。
そして、頭を動かさないようにし、黒目をゆっくりと右側に、左側へと動かします。
次に黒目を上、下とゆっくり動かすことで、目のコリをほごすことができるでしょう。
スマホを長時間使った時におすすめの体操
小さな画面を見続けるのも、疲労を起こしてしまいます。
そんな時には、温パックがおすすめ。
目の周りを温めることで、血液の流れを改善することができます。
温まったら、次は目を閉じたり、開いたりをくり返します。
黙々とやるのは大変ですから、好きな曲をかけて、音楽に合せて1曲分ぱちぱちと繰り返していましょう。
最後は、目を閉じて目を休ませることで、疲労回復効果を得ることができます。
仕事の合間におすすめの体操
仕事に集中すると、ついつい休憩をとらずに仕事を続けてしまうもの。
しかし、これでは目だけではなく、身体も心も疲れてしまいます。
そんな時には、しっかりと休憩をすることが必要。
目を休ませるため、まずは近くものを10秒から20秒見つけます。
そして、次に遠くを5分ほど眺めましょう。
これをくり返していくことで、ピント機能なども回復させることができますし、心もリフレッシュさせることができます。
【疲れ目セルフケア その3】食事からも疲れ目を改善!
目の疲れを回復するためには、体の中からのケアも大切。
体の中からケアすることで、効果も上げることができるでしょう。
では、目の疲れに効果がある食べ物をご紹介します。
ブルベリー
ブルベリーには、アントシアニンという成分が含まれていることから、目の疲れに効果があると言われています。
私たちのロドブシンという網膜があり、これにより映像を脳に伝えることができますが、毎日使っていくことで減少してしまいます。
アントシアニンは、その再合成を活性してくれる働きがあり、目の疲れを解消してくれます。
また、疲労回復効果だけでなく、網膜炎などにも効果があります。
ブルベリーというと、生で食べなければと思われがちですが、ブルベリージャムなどから取り入れることもおすすめです。
青魚
青魚には、EPAという成分が含まれていることから、目の疲れに効果があると言われています。
EPAはどんな役割があるかというと、血液をサラサラにしてくれたり、中世脂肪やコレステロールを減らしてくれます。
その結果、目の毛細血管なども血液の流れが改善され、目の疲れを解消することが期待できます。
にんにく
目の疲れを解消する食材として、にんにくはイメージがない人が多いでしょう。
しかし、にんにくには血管を広げてくれ、血液の流れを良くしてくれる効果があるため、目の疲れにも効果的。
ビタミンB1が含まれているため、疲労回復や眼精疲労、肩こりなどにも効果があります。
黒酢
黒酢は、血管の詰まりを防いでくれる効果があります。
その結果、血液をサラサラにしてくれ、目の疲れだけでなく、肩こりや神経痛などの改善にも効果が期待できます。
疲れ目を改善して仕事効率を上げよう
目の疲れは、自分自身が辛いだけでなく、印象を大きく変えてしまいます。
どんなにばっちりとメイクをしていても、疲れ目のままではやつれた印象を与えてしまうでしょう。
疲れた印象を与えてしまえば、安心して仕事を任せることもできません。
目が疲れたなと感じた時には、10分程度でも構いませんから、一度目を休めることが大切。
ツボを刺激したり、目の体操をしたり、目薬などでケアをすることで、疲れた目は回復させることができます。
そうなれば、仕事効率ももっと上げることができるのではないでしょうか?