インナーケアが大切!ニキビ改善に必要な食事と栄養素

ニキビとインナーケア
美容・健康

ニキビを気にしている人の多くは、外側からのケアに力を入れています。しかし、ニキビを治すためには、外側からだけではなく、体の内側からのケアも忘れてはいけません。では、ニキビ改善に必要なインナーケアとなる栄養素やメニュー、避けたい食べ物などをご紹介します。

ニキビ改善に取り入れたい栄養とは?

私たちの皮膚は、普段の食事から作られています。ニキビに悩む人の多くは、外側からのケアに気が行きがちですが、実は身体の中からのインナーケアも欠かせません。ニキビに良い栄養を取り入れることで、身体の内側からニキビ対策をすることができ、改善が期待出来ます。では、ニキビ改善に取り入れたい栄養とはどんなものなのか、ご紹介します。

ミネラル

ミネラルは、肌にとっても欠かせない栄養の一つ。ミネラルには、カルシウム、亜鉛、マグネシウムがあり、これらをバランス良く取り入れることが大切。実は、ミネラルは肌のターンオーバーの促進を促してくれる効果があり、ニキビ改善には欠かせない栄養です。ホルモンバランスも整えてくれる効果があるため、生理前のニキビ対策としてもおすすめ。カルシウムは、チーズや牛乳、いちご、にんじんなどに多く含まれています。亜鉛は、カシューナッツや牡蠣などに多く含まれており、マグネシウムは昆布や穀物に多く含まれています。

ビタミンA

ビタミン類は、肌に良いというのはご存知の人が多いでしょう。その中でもビタミンAは、肌のターンオーバーを促してくれる効果があり、毛穴詰まりなどを解消してくれる働きがあります。また、粘膜、皮膚の潤いを保ってくれる効果もあるため、しっかりと取り入れたい栄養です。ビタミンAが多く含まれるのは、レバーやうなぎ、ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど。これらを積極的に取り入れることで、肌の状態も改善しやすくなるでしょう。

ビタミンC

抗酸化作用を持つビタミンCは、ニキビ改善にも欠かせない栄養素。コラーゲン繊維の生成を促してくれる効果もあるため、積極的に取り入れることで肌をぷるぷるの状態へと導いてくれるでしょう。メラニン生成の抑制効果もあるため、紫外線対策としても効果的です。緑黄色野菜やイモ類、果実などに多く含まれています。

ビタミンB2

ビタミンB2といっても、ピンとこない人も多いと思いますが、実は肌を正常に保つために欠かせない栄養のひとつ。皮脂分泌を抑えてくれ、更に角化調整の効果もあるため、ニキビ改善には有効的な栄養です。レバーや卵、うなぎ、乳製品などに多く含まれています。

ビタミンB6

新しい肌形成に大きく関わるのは、ビタミンB6.ビタミンB2同様、皮脂分泌抑制の効果があるため、ニキビに悩む人は積極的に取り入れたい栄養素です。ビタミンB6は、にんにくやかつお、まぐろ、鶏のササミなどに多く含まれています。

ビタミンE

強い抗酸化作用を持っているのは、ビタミンE。血液の流れを良くし、肌を健康な状態へと導いてくれます。ビタミンCと一緒に取り入れることで、効果が上がります。緑黄色野菜やレバー、かつお、うなぎなどに多く含まれています。

食物繊維

ニキビに悩んでいる人の中には、同時に便秘に悩む人も多いのではないでしょうか。そんな人は、食物繊維を取り入れ、便秘解消することが大切です。食物繊維には脂質代謝を調整する働きがあり、お腹をすっきりとさせてくれます。きのこ類や豆類、ごぼう、さつまいもなどに多く含まれています。

コラーゲン

新しい肌を作るために欠かせないのは、コラーゲン。栄養素や酸素を細胞に届けてくれ、新しい肌を作りだしてくれます。コラーゲンは、牛筋肉や鳥皮などに多く含まれており、積極的に取り入れることで肌を元気にしてくれるでしょう。

ニキビ対策におすすめのメニュー

ニキビに良い栄養素を聞くと、積極的に取り入れたいと思う人も多いはず。しかし、栄養素や食材を聞いても、どのように食べたら良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。では、ニキビ改善に繋がる、嬉しいメニューをご紹介します。

鍋物でビタミンCなどを効率よく

冬場には、寒さ対策のためにも鍋物を食べる人が多いでしょう。寒い日には、鍋を食べることで体がぽかぽかになります。しかし、鍋物の効果はこれだけではありません。鍋物は様々な食材を入れるため、スープに様々な栄養がしみ出します。温かいまま取り入れることができるため、ビタミンCなども効率よく取り入れることができ、ニキビ改善にも繋がるでしょう。

脂肪分の少ない和食

ニキビに悩む人の中には、脂の多い食事や洋食が好みの人も多いのではないでしょうか。実は、ニキビ改善をするためには、脂肪分の少ない和食がおすすめ。洋食は美味しく、ボリュームがあるものが多いですが、その分脂分が多く、ニキビには悪影響。焼き魚やきんぴらごぼうなどの和食であれば、低カロリーでありながら、脂分も少ないため、ニキビに悩む人には最適のメニューです。

野菜ジュースや豆乳

みなさんは、ちゃんと朝ご飯を食べているでしょうか。朝は食欲がない、時間がないといった理由から、朝ご飯抜きの人も多いはず。しかし、ニキビ改善をするのであれば、朝からしっかりと栄養を補うことがおすすめです。食欲がない、時間がない時でも簡単に取れるのが、野菜ジュースや豆乳。野菜ジュースは水溶性ビタミンが取り入れやすいですし、豆乳は低カロリーでありながら栄養がたっぷりと含まれていますから朝ごはんには最適。どちらも手軽に取り入れられるのも魅力的です。

ニキビに悪影響を与える食べ物

ニキビ改善に効果がある食べ物があるとなれば、当然悪影響を与える食べ物もあります。せっかくニキビに効果があると言われる食べ物を摂っていても、悪影響を与えるものを摂ってしまえば意味がありません。では、ニキビ改善にはどういった食べ物を避けるべきなのか、ご紹介します。

ファーストフード

手軽に食べられ、ボリュームもあるファーストフードを良く利用する人も多いでしょう。ファーストフードであれば、忙しいランチの時間帯も待つことなくすぐに食べることができますから魅力的です。しかし、ファーストフードは油分が多く、内臓に負担がかかるメニューが多いためニキビ改善には相応しくありません。脂分を必要以上に摂ってしまえば、肌の老化を招くことにもなりますから、食べ過ぎには注意が必要です。

糖分の多いお菓子

コンビニに行くと、様々なお菓子が販売されています。毎日のように、お菓子を食べている人も多いのではないでしょうか。確かに、疲れている時に甘いものを摂るというのは体だけでなく、心にも元気を与えてくれます。しかし、糖分が多く含まれているものは、皮脂の一つとなるトリグリセリドという成分を増加させてしまうと言われており、ニキビ改善には悪影響を及ぼす可能性があります。糖分を全て我慢する必要はありませんが、過剰摂取は避けるようにしましょう。

カフェインが含まれているもの

仕事中や食後などに、コーヒーや紅茶を飲む人も多いでしょう。実は、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、せっかく取り入れたビタミンB群の吸収を低下させるなど、肌に悪影響を及ぼす可能性があります。毎日、何杯ものコーヒーや紅茶を飲んでいる人は、少しカフェイン摂取を抑えた方が良いでしょう。

お酒

お酒が好きな人は、毎日のように飲んでいる人もいるのではないでしょうか。しかし、ニキビ改善をしたいと思うのであれば、アルコール摂取も抑える必要があります。私たちの身体は、アルコールを摂取すると、ビタミンBが大量に消費されてしまいます。そうなれば、肌のターンオーバーなども上手に行えなくなり、ニキビ誘発になってしまう可能性があります。断酒までする必要はありませんが、ストレスにならない程度にアルコール摂取は抑えた方がニキビ改善に効果があるでしょう。

ニキビは体の内側からのケアも大切!

ニキビを治そうと考えた時、ニキビ治療薬を取り入れたり、ニキビに効果がある化粧水や美容液を取り入れる人が多いでしょう。しかし、しっかりとニキビを治すのであれば、体の内側からのケアも欠かせません。私たちの肌は、体同様に普段食べているものが大きく影響してきます。外側からのケアを取り入れている人は、インナーケアをプラスすることで、もっと効果が上がるはず。ニキビ肌に悩んでいる人は、普段の食事内容を見直し、食事改善も取り入れ、ニキビ改善に挑みましょう。

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