アルガンオイルの正しい使い方！髪に顔に万能な保湿オイル

アフリカ大陸モロッコの西部に自生するアルガンノキ。その樹になる実の中、核の部分から採取されるアルガンオイルは、世界中で需要があるものの1本の樹から採れて1.5Lほどとという貴重なものです。

古くからモロッコの人々は家庭ごとに必要な分を手作業で取っては、病気や怪我、疾患の治療などにもアルガンオイルを使用してきたことからも、「生命の樹」と呼ばれ全身に使える万能オイルだと納得できますよね。

アルガンオイルは抗酸化作用が特別高く、アンチエイジングに効果が期待できます。その成分とは豊富に含まれるビタミンE、オレイン酸、ポリフェノールをはじめとするフィトケミカルです。

ビタミンEは、体内に発生する活性酸素を除去してくれる働きがあります。肌から浸透していくので直接塗ることで体内で能力を発揮してくれますよ。少し専門的にいうと天然のビタミンEは理想的な分子構造をしていると言われ、サプリメントや美容の専門家からも世界的に注目されています。毎日の生活の中で日々感じているストレスによって発生する活性酸素の悪影響をビタミンEが除去することで肌の老化を妨げてくれるのです。

オレイン酸とは体内の悪玉コレステロール値を下げてくれる味方となるオイルのことで、食べ物などでも注目されています。肌を保護する皮脂とよく似ていて、古くなった肌細胞を取って新陳代謝を促進、紫外線や外気から肌を守ってくれます。

アルガンオイルは酸化が進みにくく、冷暗所においておけば6ヶ月は正常に使うことができるのです。ただそれ以上になると酸化してきます。酸化してしまったアルガンオイルは肌に良いことはありません。嫌な臭いが強く感じられたら、使用を中止しましょう。もったいないかもしれませんが、そのまま使い続ける方がリスクです。また、オイルは開封した瞬間から酸化が始まっているので、使用期限に関わらず早めに使うようにしてください。

アルガンオイルの代表的な使い方として、肌に塗布する方法があります。特に顔は保湿として使いやすいので、早速取り入れてみてください。

洗顔後に、アルガンオイルを2,3滴直接肌にのばして塗り込みます。化粧水をつける前に塗ることで肌にしっかりと浸透し、その後につける化粧水や美容液が細胞に入りやすくなるのです。もちろん、美容クリームやローションと混ぜてもOK。

顔全体にのばしながら、ツボ刺激やマッサージをするのもおすすめです。リンパの流れや骨格に添って流れるように優しくマッサージすることで、血行促進によってさらに肌のターンオーバーを助けてくれます。

1日の終わりにクレンジングとして使うのもおすすめです。ただ、他の天然オイルと混ぜて使うと化粧を落としながら洗いやすくなりますよ。よく使われるのは、ひまし油やオリーブオイルなどですね。市販のクレンジングオイルやクリームなどに混ぜてももちろん使えます。

クレンジングしながら肌に栄養を与え、古くなった肌細胞を落としやすくしてくれる使い方ですね。

保湿力の高いアルガンオイルは髪にも使いましょう。髪を紫外線や外気、乾燥から守ってくれますよ。

使い方は洗い上がった髪を充分にタオルドライした後、手にアルガンオイルを数滴とりよくのばします。直接つけるとべたつきが気になるという場合は、洗い流さないトリートメントなどに数滴混ぜても良いですね。朝のスタイリングの際にヘアオイルとしても使えますよ。

頭皮に直接つけることでべたべたするのでは、と心配になるかもしれませんね。しかし、頭皮は皮膚からの吸収力が特に強い部分ですのでしっかりと吸収してくれますよ。さらに溜まりやすい余分な皮脂も除去してくれます。シャンプーの前に行うのがおすすめです。

オイルを5,6滴手にとって頭皮に伸ばしていきます。指の腹の部分で下から上で押しながらくるくるゆっくりと刺激していきます。何回か繰り返したら5〜10分そのまま放置しましょう。ここでオイルが浸透していきます。その後、いつものようにシャンプーなどで洗髪して完了です。

アルガンオイルは天然の植物由来のオイルなので、体に余計な負担をかけずに使うことができます。そして、単体でも効果が高くコストパフォーマンスも良いのも嬉しいですね。

世界が認める魅惑のアルガンオイルで、健康的でワンランク上の美を手に入れましょう！