ナチュラルに髪を美しく：自然の素材だけでできたヘアオイルのオススメ

みなさまは忙しい毎日の中、どのようなヘアケアをしていますか？

美容院に行ってトリートメントを定期的に行うこともいいですが、毎日手軽にお手頃な値段でお手入れをするのでしたら断然ヘアオイルをおすすめします。

もともと髪を長くしていてあまりヘアケアに関心がありませんでした私ですが、ある出来事をきっかけにヘアオイルを使い出しました。

大学１年生の春休みまでシャンプーとトリートメントを使い、何もつけずに毎日外に出かけていましたが、ある日美容院に行きカットしてもらうと担当の方が「朝髪をセッティングする時は何をつけているのか」と聞いたので「特に何もつけていない」と答えると、「ええ、何もつけていないの？！」と驚かれました。そして、何かつけた方がいいとアドバイスをし、有名輸入ヘアケア会社のヘア・クリームをおすすめしてくださったので思い切って買って使ってみました。しかし、独特の人工的なにおいと使い心地があまり合わずしばらくして使わなくなりました。

今考えてみると美容院のセールスの一環だったのかなと思い返します。十代のナイーブだった頃の私はそのような宣伝だったとは知らずに３０００円以上するヘアクリームをひょいと簡単に買ったものでした。

その後、あまり気にならなかったので髪に何もつけていませんでしたが、ベルギーから来た友人に髪はどのように洗っているのかと聞かれたのでシャンプーとコンディショナーを使っていると答えると、コンディショナーを使うよりもヘアオイルをつけた方がいいとおすすめしてくれました。その友人はオーガニックでナチュラルな素材を限定して使う方で、コンディショナーも化学製品が含まれているからあまり使わないということでした。友人のアドバイスを参考にしながら色々と試した結果、いつもどおりシャンプーとコンディショナーで洗った後にヘアオイルを使うと効果的だということがわかりました。

ヘアオイルは種類にもよりますが、お手頃な値段で良質のオイルを入手することができます。もちろん高額なヘアオイルもありますが、お手頃な値段のオイルだとしても質が良くないということはあまりないのでおすすめします。

たくさんの化学的に作られたヘアオイルが販売されていますが、自然なオイルが充分に効果的だとわかった現在、人工的に作られたヘアオイルを使うことはあまりおすすめできません。

オーガニックなナチュラルな食べ物が体にいいことと同様、肌や髪の毛につける製品もできるだけオーガニックな自然な素材を使うとより身体に優しい効果を期待できます。

エンジェル・ヒーリングで日本でも有名なドリーン・ヴァーチュはラジオの放送で体や髪につける製品も皮膚や毛穴から体に吸収されているために食べ物と同じように注意して自然でオーガニックな製品を選ぶようにと話していました。

また、化学的なヘアオイルはその商品のお値段の多くは製品のブランドの広告代に投資されている可能性が高いです。そのため、高いからと言って、必ずしも製品の質がいいとはいえないのが現状です。

ヘアケア商品を色々試してみた結果、オーガニック・ココナッツオイルが断然ヘアケアには効果的だということが長年の経験を通して判明しました。もちろん、髪の質にもよりますが、オーガニック・ココナッツオイルは世界中のたくさんの女性達がヘアケアのために使用しています。

ココナッツオイルは太陽をたくさん浴びて南国で育ったココナッツから抽出されるオイルなので数多くあるオイルの中でも特別なオイルだと言うことができます。中でもコールド・プレッスド(Cold Pressed／低温で抽出されたオイル)のヴァージン・ココナッツオイルがおすすめです。

それではここで、普通のココナッツオイルとヴァージン・ココナッツオイルの違いを説明します。通常のココナッツオイルはココナッツの殻（果実）から抽出されたオイルです。ココヤシの果実の胚乳を乾燥したものから抽出されたオイルをスムースにするために精製し、さらに漂白され匂いも調整されます。

これに対しヴァージン・ココナッツオイルはココナッツミルクから直接抽出されたオイルで精製もされていません。自然な方法で抽出されたヴァージン・ココナッツオイルをおすすめします。

ヴァージン・ココナッツオイルは南国では風邪をひいたときにティースプーン１杯を飲むと効くと言われ、薬として使われるほど万能に重宝されています。お料理で使うココナッツオイルはヴァージンココナッツオイルより、火力を使って果実から抽出されたオイルが多いようです。しかし、予算に余裕があるようでしたら、お料理にヴァージン・ココナッツオイルをしようすることもおすすめします。

ココナッツオイルにはラウリン酸という母乳にも含まれている酸が含まれ、細胞とホルモンの健康を維持するためにとても重要な働きをします。そのため、髪の大切なプロテインを守る役割をします。ラウリン酸の働きをお陰で、他のオイルでは貫くことのできない細胞の隅々まで保湿することができる効果をココナッツオイルはもたらすことができます。

たくさんヘアタイプの方へおすすめしたいココナッツオイルですが、ココナッツオイルが合わないタイプの髪も存在します。もともとプロテインがしっかりして油っぽいタイプの髪、ドライな髪の毛をお持ちの方にはアルガンオイルなどをおすすめします。普通にツヤのあるプロテインを必要とする髪の方はココナッツオイルを使用し続けると髪がより健康に強くなり続けます。

ココナッツオイルは頭皮の乾燥やフケを防ぐためにも効果的です。
ココナッツオイルを頭皮へ使用する際は髪を洗う前に頭皮をマッサージしながら塗布することがポイントです。ココナッツオイルに豊富に含まれるビタミンEが血行の流れを促進させ、老化防止にも効果的です。

ココナッツオイルは２０〜２５度低い温度では白く固まってしまいます。私も始めてココナッツオイルを南国で購入してきた後、はじめて日本に帰ってきて秋を迎えた頃にココナッツオイルが白く固まってしまって驚いたことを覚えています。１０年以上前のその頃はココナッツオイルも日本でははやっていなかったために、使っていいかもわからずに放置していました。

ココナッツオイルは白く固まっても変わらずに使用できます。スプーンで掬って使うか、湯煎などで溶かして使用しましょう。

年齢を重ねるごとに抜け毛が気になり髪の毛を増やしたいという方にはひまし油をおすすめします。ひまし油は髪と肌へも、アンタイ・エイジングの効果があるスグレモノの一品です。海外では老化防止のためにたくさんの女性に愛用されています。ひまし油に含まれるリチノール酸が血行の流れを促進させフケを防ぎます。

ひまし油の９０％はリチノールで構成され、オメガ6と９種の脂肪酸が含まれているために頭皮に栄養が浸透されやすく、髪の育成に役立ちます。

ひまし油はフケを防ぐ他、髪の毛を太く健康にしたい方へもおすすめのオイルです。髪の色を濃くしたいという方へもおすすめです。また、枝毛を防ぎ、髪のダメージを日々の生活のストレスから守ります。ひまし油は髪に保護膜を生成するために自然な輝きを与えます。

ひまし油は薬局でも売っていますが、下剤用の薬としても利用されているために加工されて売っています。そのために、ココナッツオイルと同様、コールドプレスド（低温抽出された）のオーガニックのタイプをアロマグッズの販売店などで購入する事をおすすめします。