豊富なビタミンCで美肌対策に!おすすめローズヒップ5選

美容・健康

ローズヒップは豊富に含まれるビタミンCやビタミンEの働きで美肌、シミの予防、抗酸化作用によるアンチエイジング効果で人気となっています。ローズヒップティーなどで気軽に楽しめる点も人気の理由です。種子を絞ってできたローズヒップオイルにも美容効果が認められています。今回はローズヒップの効果やメリットなどご紹介いたします!

ローズヒップとはどういう植物なのか

ローズヒップはビタミンCが豊富に含まれることから、最近、急速に日本で人気が出てきた健康食品です。

このローズヒップとは名前の通り、バラになる赤い実のことを指します。

食用・美容用のローズヒップとして使われる代表的な品種としては、ドッグローズ、スイートブライア、ハマナスなどがあります。ハマナスは日本でも北海道や東北地方などで古来より自生していた野ばらの一種です。

ちなみに、ハマナスは夏、ドッグローズとスイートブライアは秋に実をつけます。

ローズヒップが有名になった由来

ローズヒップが健康食品として有名になったのにはある由来があります。

その由来とは、第二次大戦中にドイツ軍によって柑橘類の補給を分断されたイギリスが子供達のビタミンC補給のために、ローズヒップのシロップを配布して栄養不足になることを防いだという事実です。

このことから、ローズヒップがビタミンCを豊富に含む食材として世界的に知られるようになっていきました。

第二次世界大戦中、英国はドイツ海軍Uボートの海上封鎖によりオレンジの輸入がストップした。ビタミンCの補給のため、英国の学童たちは生垣に生えているローズヒップの採集を命じられたことがある。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%97

ローズヒップの美肌・健康成分

ローズヒップに含まれる栄養成分として最も有名なものがビタミンCです。

ローズヒップにはレモンの約10倍にものぼるビタミンCが含まれています。

それだけでなく、ローズヒップのビタミンCは熱を加えても壊れにくい性質を持っているので、ローズヒップティーなどに使用しても問題なく、ビタミンCを補給することができます。

ビタミンC以外ではビタミンEやベータカロチンなどが豊富に含まれています。

ローズヒップ 100gあたりの栄養価

ビタミンC 426 mg
ビタミンE 5.84 mg
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%97

ローズヒップの効果・効能

ローズヒップの効果としては、豊富に含まれるビタミンCの作用でコラーゲンの生成を促進させたり、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の活動を抑えたりする効果を期待することができます。

また、ビタミンEの働きで抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果も期待することができます。

ローズヒップの摂取法と1日の摂取量

ローズヒップの摂取法

ローズヒップティーで摂取

ローズヒップの摂取法として最も一般的なものは、熱いお湯に入れてローズヒップティーとして飲用することです。

ローズヒップティーの風味としては、酸味があって特に癖もなく、飲みやすいハーブティーとなっています。

ティーバッグなどに入れられて市販されているローズヒップティーはすぐに飲めるのでとても便利な商品ですが、ハイビスカスが添加されていることがよくあります。

ハイビスカスが入ってると、鮮やかな赤色となり、酸味も増加します。また、ハイビスカスに含まれているビタミンCも加わるので、ビタミンCの量が増加します。

ローズヒップの実の部分も捨てずに食べる

ローズヒップの実を自分で取り寄せてローズヒップティーを作った場合は、残った実の部分にも豊富な栄養成分が含まれているので、こちらも捨てずに食べた方がさらに美容効果が期待できます。

この実の部分の食べ方としては、ヨーグルトに入れたり、ジヤムの材料にする、といった摂取法がよく見受けられます。

一日の摂取量

なお、ローズヒップの1日の摂取量に関しては、一般の食品なので、過剰摂取による副作用などは特に報告されていません。

しかし、ビタミンCを過剰摂取すると体外に排出されてしまうので、100gあたり約420mgというローズヒップのビタミンC含有量を頭に置いて、自分で適切な摂取量を決めると良いでしょう。

ローズヒップオイルもある

ローズヒップオイルとは、ローズヒップの種子の部分を絞って取り出された油です。ちなみに、一部にはローズヒップの実と種子の部分の両方を絞って作られるという意見もあります。

しかし、現在のローズヒップオイルで有名なものはほとんどが、種子の部分のみから油が取り出されています。

そのため、ローズヒップの実とは違った効果を期待することができます。

ローズヒップオイルの効能としては、豊富に含まれるリノール酸やαリノレン酸、ビタミンEの働きで、お肌を綺麗にしてくれる作用が期待できます。

使用方法としては、ただお肌に塗るだけでOKです。

価格的には美容用のオイルとしてはやや高価なものになりますが、一般の人に手が届かないというほど高価格なものではありません。

ローズヒップのメリット・デメリット

ローズヒップのメリット

ローズヒップは一般的に乾燥させた状態で販売されているため、日持ちがする、というメリットがあります。

1kg程度の量をまとめ買いしておいても、高温多湿の場所を避けてちゃんと保管していれば、特に問題はありません。

また、天然の植物のため、特に副作用のようなものを心配しなくても良い点も、ローズヒップの見逃せないメリットとなります。

ローズヒップのデメリット

ローズヒップのデメリットとして考えられる点としては、以下のようなものが挙げられます。

まず、ローズヒップは健康食品としては比較的低価格のものですが、ビタミンCの摂取という点で考えた場合、サプリメントよりは高価なものになる、という点がデメリットとなります。

また、ローズヒップオイルには商品によっては魚のような臭いがするというものもあります。臭いがするからといっても悪い商品というわけではありませんが、臭いが気になる方は口コミなどをよく調べてから購入するようにしましょう。

これに加えて、ローズヒップオイルは酸化しやすくてあまり日持ちがしない、というデメリットもあります。そのため、まとめ買いなどはしないようにして、なるべくこまめに購入するようにしましょう。

おすすめローズヒップ5選

最後に

このように、ローズヒップは古来より人類に親しまれてきた薔薇の実ということで、特に副作用もなく、安心して利用できる健康食品ということができます。

ローズヒップはネット通販などでも盛んに販売されていて、価格も手頃なので、興味があれば一度試してみると良いでしょう。

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