おすすめスーパーフード！チアシードの効果と食べ方

ここ数年、特に女性を中心に大ブームとなった健康食品がチアシードです。では、そもそもチアシードとは一体、どういう食べ物なのでしょうか。

そこでこれから、チアシードについて簡単に解説してみたいと思います。

チアシードは中南米原産のシソ科の植物、チアという植物の種子です。

ぱっと見た感じはチアシードはゴマによく似ています。

しかしゴマとの最大の違いは、チアシードを水に浸けると、種子の周囲に5、6ミリ程度の透明の寒天状のプルプルしたものが発生するということです。

このプルプルしたジェル状のものはグルコマンナンといって、こんにゃくの主成分となっている食物繊維です。蒟蒻ゼリーに使われているものと同じ成分と覚えておくとよいでしょう。

チアシードには白いものと黒いものがあります。この点もゴマと共通する部分です。

黒いものと白いものとではグルコマンナンの出方に違いがあって、黒は約10倍程度に体積が膨らみますが、白の場合は約14倍程度に体積が膨らみます。

ちなみに、ホワイトチアシードは、白いチアシードをさらに10年掛けて品種改良した結果できあがった、新しいタイプのチアシードです。

また、チアシードはスーパーフードと呼ばれ、身体に良い成分がとても多く含まれていることでも知られています。

主にダイエットや美容目的で愛用者の多い健康食品となっています。

チアシードは各種ビタミン、ミネラル分やアミノ酸、オメガ3などの栄養分が豊富に含まれています。
また、カロリー値も高いので、少し食べるだけで栄養分だけでなく、多くのカロリーを補給することができます。

なお、チアシードの栄養分や膨らみ方などに関しては下記商品ページなどを参考にしてみて下さい。

チアシードはまず、豊富に含まれるオメガ3が血管や脳への良い影響が期待できます。たとえば、コレステロールや中性脂肪を下げたり、血管を強化し、血液の粘度を下げてサラサラにする働きがあります。そのため、細胞の隅々まで血液が行き渡りやすくなることで、美肌効果を期待することができます。

また、油として販売されているオメガ3は酸化しやすくて日持ちがしないのが欠点ですが、チアシードの場合、生きた種子の中に含まれているので、油のオメガ3よりも酸化しにくくてある程度日持ちがするというメリットもあります。

これらの栄養分以外では、豊富なビタミンミネラル分が補給されることによって、髪の毛や爪、お肌の調子が良くなるという効果が期待できます。

他の作用としては、チアシードを食べていると、食物繊維の摂取量が増えるため、便秘にも良い効果をもたらす可能性があります。

チアシードに限ったことではないのですが、植物の種子にはアブシジン酸という発芽毒があって、種を生のままで食べるとあまり身体に良くない、といわれています。

この発芽毒は種子に芽が出る準備ができたり、加熱することで消えていきます。

ですから、チアシードを摂取する際は、水に浸けてすぐ食べるのではなく、ある程度の時間、浸けておいたものを食べる方がよいでしょう。

また、アブシジン酸が気になる人のために、加熱されたローストチアシードも販売されています。こちらならば、発芽毒を気にすることもなく、チアシードを摂取することができます。

チアシードはダイエット目的で利用する人がとても多い食材ですが、一つ注意しなければいけない点もあります。それは、チアシードはとても高カロリーのため、あまり食べ過ぎると逆に太ってしまうリスクがある、という点です。

そのため、1日の摂取量を決めておいて、それ以上摂らないようにしておくことが大切です。

うまく摂取すれば、水に浸けたチアシードの周りにできるグルコマンナンのゲルによって、満腹感を得ながら豊富な栄養分を補給できるので、ダイエットには向いている食材となります。

前述したように、白いチアシードの方がグルコマンナンがよく出て体積の膨らみが大きいので、ダイエット目的ならば白いものの方が適しているでしょう。

一番シンプルなチアシードの食べ方としては、ただ水に浸して1、2時間程度待てば種子の周りにゲルが発生してプルプルの状態になるので、これを食べるだけでOKです。

見た目はちょっとカエルの卵みたいな感じにも見えますが、そのままで味付けなどは特にしなくても、チアシードは風味があってなかなか美味しいものです。

しかし、毎日それでは飽きてしまうという場合のレシピとしては、スムージーなどのドリンク類やヨーグルトと混ぜて一緒に食べたり、ドレッシングに混ぜてサラダにかけて食べるという方法もよく用いられています。

ダイエットをしているとどうしても栄養が不足がちになり、健康を害してしまうリスクがあります。
しかし、毎日スプーン一杯のチアシードを食べるだけで、豊富な栄養分を補給することができます。

日持ちもする食材なので、ダイエットや美にこだわる人ならば、自宅に常備しておきたい食材の一つです。