脂性肌(オイリー肌)の対策と改善!メイクのポイントと正しいスキンケア
脂性肌は、ニキビができやすく、肌トラブルも起きやすい傾向にあります。メイクをしても、すぐに崩れてしまうと感じている人も多いのではないでしょうか。これらのストレスをなくすためには、日頃のケアや生活習慣の見直しが必要です。体質と諦めずに、しっかりと脂性肌対策をしてみませんか。
テカリが気になる!脂性肌(オイリー肌)とは
肌のテカリを気にしている人の中には、「これは、脂性肌なのだろうか」と疑問を持っている人もいるでしょう。皮脂というのは、誰だって分泌されるものですから、脂っぽいからといって全てが脂性肌ではありません。
でも、そもそも脂性肌とはどういった肌質のことを指すかと言うと、皮脂の分泌量が適量を越えている状態。過剰な皮脂分泌の状態になっていることをいいます。
脂性肌(オイリー肌)のチェックシート
皮脂分泌は、どんな肌質でも行われています。しかし、自分の分泌量が一般的なのか過剰な状態となっているのか、判断出来ない人も多いはず。
そんな人は、脂層肌の特徴を知り、チェックをしてみましょう。
脂性肌の特徴は、
- 肌がテカリやすい
- ニキビができやすい
- 肌がべたつく
- メイク崩れが激しい
- メイクのノリが良くない
- 脂っぽい艶がある
- 保湿ケアをするとよりべたつく感覚がある
などが上げられます。
これらの項目に該当するものが多ければ多いほど、脂性肌である可能性が高いでしょう。
皮脂って悪いものなの?
脂性というと、皮脂が悪いものというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、皮脂そのものは悪いものではありません。
皮脂にはどういった役割があるかというと、汗と混ざり合うことで膜を作り、肌の外部刺激から守ってくれています。また、角質がはがれないように働きかけるなど、肌には必要不可欠なものです。
しかし、必要以上に分泌量が増えてしまうと、様々な肌トラブルの原因となってしまうため、正しいケアを行い、状態を改善していくことがおすすめです。
脂性肌の原因 – 間違ったスキンケアや生活習慣に注意!
脂性肌になると、メイク崩れやテカリが気になる人が多いでしょう。そんな人の多くは、「前は、こんなに気にならなかったのに」と感じているのではないでしょうか。
実は、脂性肌になるには様々な原因があり、原因により肌質を変えています。そのため、改善をするためにはその原因を知ることも必要です。
間違ったスキンケア
脂性肌になってしまった人の中には、間違ったスキンケアを続けていたことが原因となり、肌のターンオーバーが正常に働かなくなり、脂性肌になっている人が少なくありません。
10代の頃、ニキビが気になり、思春期ニキビ用のアイテムでケアをしていた人も多いと思負いますが、そのまま20代になっても同じケアをしていれば、肌に合わないケアとなり、皮脂分泌量が増えてしまいます。
自分の肌質、年齢にあったスキンケアができているか、今一度見直してみましょう。
悪い生活習慣
社会人になると忙しくなり、思うように睡眠が取れなかったり、規則正しい生活ができなくなっている人も多いでしょう。仕事をしていれば、誰だってストレスも抱えているもの。
実は、こういった睡眠不足やストレスも脂性肌になる原因の一つ。中には、喫煙が習慣となっている人もいると思いますが、美肌を目指したいのであれば、これらを改善していく必要があります。
食生活も原因の一つ
脂性肌に悩んでいる人の中には、食事が原因となっている人もいます。食べ物の中には、皮脂分泌を促してしまう食べ物もあれば、皮脂分泌をコントロールしてくれる食べ物もあります。
食生活に不安がある人、思い当たることがある人は、脂性肌改善のために食生活を見直していきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性にとって、月に一度の生理というのは心身ともに厄介なもの。実は、こういった生理時期というのは、ホルモンバランスが乱れ、肌質を変えてしまうことがあります。中には、「生理前になると、テカリがひどくなる」と実感している人もいるでしょう。
ホルモンバランスが原因となっている場合には、生活習慣や食事などを見直し、ホルモンバランスを整えていきましょう。ホルモンバランスが整えば、肌だけでなく、心身共に楽になるはずです。
脂性肌の特徴は、テカリやメイク崩れ
脂性肌の人には、肌がべたつきやすい、メイク崩れが激しいといった特徴があります。朝、メイクをして出かけても、昼になるとすでにメイク崩れが起きている人は、脂性肌の可能性が高いでしょう。
特に、Tゾーンは皮脂分泌が活発な場所ですから、Tゾーンのメイク崩れが激しい、べたつきがある人は、脂性肌対策を行う必要があります。
脂性肌を改善するための対策方法
脂性肌を改善するためには、まず皮脂をどう抑えるかが重要となります。皮脂を落とすためには、洗顔が基本となりますが、洗顔のし過ぎや洗顔後の保湿を怠ると、より状態が悪化してしまう可能性があります。
肌がべたつくと、ついついさっぱりさせたいと思い、洗浄力の高い洗顔料を選んでしまいますが、必要な皮脂を落とすと、更に皮脂分泌量が増えてしまう為、必要な皮脂は残しながら、優しい洗顔を行うことが大切です。また、洗顔後は化粧水や美容液で保湿も忘れてはいけません。
脂性肌を食生活から見直す
脂性肌の人の中には、脂っぽい食べ物を好んで食べている人も多いのではないでしょうか。実は、こういった脂っぽい食事というのも、脂性肌の原因のひとつ。
全て我慢する必要はありませんが、油分を抑えた食事を心がける必要があるでしょう。「脂性を改善しよう」と、きっぱり食事内容を変えてしまう人もいますが、これではストレスが逆に肌に悪影響を与えることもあるため、ストレスがかからない程度に調整することが大切です。
脂性肌を生活習慣から見直す
脂性肌の人は、ちゃんと眠れていますか。睡眠というのは、肌にとって大きな影響を及ぼします。喫煙も、体だけでなく肌に悪影響。睡眠不足、喫煙というのは、皮脂分泌を過剰にしてしまうため、この原因を改善していかなければ、脂性肌を解消することはできません。
生活スタイルを見直し、肌にとって悪影響になるものは改善していきましょう。
脂性肌をストレスから見直す
誰だって、一つや二つストレスはあるもの。しかし、このストレスが膨大となり、抱えきれなくなった場合には、肌や体にも様々な変化を及ぼします。脂性肌も、ストレスが原因になっている可能性があるということ。
ストレスがたまってしまうと、ホルモンバランスも崩れ、肌のターンオーバーも正常に働かなくなってしまいます。
イライラするなぁ、ストレスがたまってきたなと感じた時には、上手にストレス発散し、心も体もすっきりさせるようにしましょう。
脂性肌を睡眠から見直す
生活習慣を見直していくと、睡眠に満足出来ていないと感じている人も多いでしょう。仕事が忙しいと、思うように睡眠が取れないこともあります。
しかし、健康な体と肌を維持するためには、やはり睡眠は必要不可欠。単に、睡眠をとるのではなく、質の良い睡眠が必要です。
朝起きて、寝ているのにすっきりとしないと感じているのであれば、寝具を見直す、寝室の環境を見直すなどして、睡眠環境を整えましょう。
注意したい、インナードライとは?
脂性肌の人の中には、実はインナードライの状態となっている人がいます。インナードライとは、どういった肌質かというと、肌表面は皮脂により潤いがあるように見えているにも関わらず、肌の中はカラカラの乾燥状態。
こういった状態になってしまうと、ニキビも出来やすくなりますし、更なる肌トラブルに発展する可能性があります。
「自分は、脂性肌」と判断し、保湿ケアを控えていると、インナードライ肌になってしまうケースもありますから、肌の外側だけで判断せず、内側のことも考えたケアが大切です。
皮脂が多いと起きやすい肌のトラブル
脂性肌の人は、様々な肌トラブルを抱えているでしょう。皮脂分泌が多い肌は、様々なトラブルが起こりやすい肌質とも言えます。
では、皮脂分泌が多いとどういった肌トラブルが起こりやすいのか、ご紹介しましょう。
ニキビ
皮脂分泌が多いということは、ニキビが出来やすい傾向にあります。ニキビの原因となるアクネ菌は皮脂を好みます。そのため、皮脂の分泌量が多ければ多いほど、ニキビができやすい環境となります。
大人になってからも、何度もニキビができては治り、できては治る人は、ニキビができやすい肌環境となっていますから、その肌環境を改善していく必要があります。
毛穴
肌のテカリに悩んでいる人の中には、毛穴が気になりだしている人も多いのではないでしょうか。
実は、皮脂分泌が多い肌というのは、毛穴が開きやすいという特徴があります。皮脂が大量に出ることで、出口が大きくなり、毛穴が開いてしまいます。
テカリと同時に毛穴が気になりだしたら、早めに脂性肌対策を取り入れた方が良いでしょう。
くすみ
皮脂分泌が多い肌は、古い角質が肌に残ってしまい、毛穴に詰まりやすくなります。そして、肌のターンオーバーの働きが悪くなってしまい、肌がくすんでしまうこともあるでしょう。
「最近、肌のトーンが落ちた」と感じる人は、ターンオーバーの働きを正常に促し、肌状態を改善していく事が大切です。
脂性肌(オイリー肌)のメイクポイント
脂性肌の人は、メイク時の悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。どうしても、皮脂分泌により、メイク崩れが激しくなりますから、「メイク直しが面倒」と感じている人も多いはず。
では、脂性肌の人のメイクポイントをご紹介しましょう。
化粧品の選び方
脂性肌の人が化粧品を選ぶ際には、何よりもさっぱりタイプを選ぶことが基本。中には、しっとりとした付け心地を好んでいる人もいると思いますが、メイク持ちを良くするため、皮脂分泌を改善するためには、やはり油分の少ないアイテムを選ぶことが必要です。
下地の使い方
メイク崩れに悩んでいる人は、メイク前にしっかりと下地を使っているでしょうか。下地は意味がないものと思っている人も多いですが、化粧下地はメイク崩れをカバーしてくれる役割があります。
脂性の人は、油分が少なく、毛穴を塞ぐ成分が含まれていない化粧下地でメイク準備を行いましょう。しっかりと準備をすることで、メイク崩れも変わってくるはずです。
ファンデーション選び
ファンデーションには様々なタイプがありますが、自分の肌質に合ったものを選ぶことも大切。
脂性肌の人は、油分が少ないパウダータイプのファンデーションがおすすめです。パウダータイプであれば、さらっと仕上がりますし、べたつきなども気にならなくなるはず。できれば、テカリが目立たない光沢感のないものを選びましょう。
ミスト化粧水の活用
メイク直しをする際、みなさんはどのようにファンデーションを付け直していますか。多くの人は、すぐにファンデーションを塗り直しているのではないでしょうか。
脂性肌の人のメイク直しは、ミスト化粧品の活用がおすすめ。ファンデーションの前に、ミスト化粧水を一拭きしてからティッシュでオフし、ファンデーションを塗り直すだけで、仕上がりがだいぶ変わってくるはずです。
おわりに
脂性肌の人は、肌トラブルも多いですし、メイク時の悩みを抱えている人が多いでしょう。これらを解消するためには、脂性肌を改善していくことが必要です。
肌質は、どんな肌質であっても正しいケアができれば、改善することができます。体質と諦めずに、まずはスキンケアや生活習慣、食生活などから見直していませんか。