多種多様なヨガのクラス！主なヨガの種類を総まとめ

自分に合ったヨガを探してみましょう

多くの人は現在、体を動かしポーズをとる「ハタヨガ」を行っているのではないでしょうか？しかしハタヨガは数あるヨガ流派の1つにすぎません。そして、ハタヨガの中にも多くの種類のヨガが存在し、特徴が異なります。

多くのヨガの中から、自分の生き方、ライフスタイルにあったヨガを探してみてはいかがでしょうか。

ヨガの大きな6つの流派

現代、ヨガというと多くの人は「ハタヨガ」をイメージします。しかしヨガは元々体を動かすものではなく、坐して精神を研ぎ澄ますものでした。現在もハタヨガ以外に沢山の流派が存在します。その中から大きな6つの流派を紹介します。

バクティヨガ

バクティヨガは、ポーズをとったりはせず、神や師へ対して純粋な愛で献身的に信仰するヨガです。キールタンと呼ばれる賛歌を詠唱したり、祈りをささげたりします。

信愛のヨガと呼ばれるように、日々自分が愛され愛しているかを感じ生きていきます。自分に愛をもたらしてくれる物、人、経験について感謝する時間を作ります。部屋に神聖な場所（祭壇）などを作り祈りをささげたりするヨガです。

マントラヨガ

マントラヨガは、マントラを唱えながら行うヨガです。マントラの音の響きが、体や魂を浄化し、チャクラを刺激すると言われています。

マントラヨガは、集中力がつくヨガなので初心者が自分に意識を向けヨガを行いたい時などに適しています。ハタヨガのクラスでも取り入れている所もあるようです。

カルマヨガ

カルマヨガは言いかければ奉仕のヨガです。このヨガの歴史は古く、紀元前800年ごろと言われています。利益を求めず、非利己的な行動をすることです。

この根底には自分がした行動は、自分のところに返ってくるという因果応報的な考えがあり、有名なマザーテレサもこのヨガの実践者と言われています。

クンダリーニヨガ

クンダリーニヨガはチャクラエネルギーに働きかける、とてもパワフルなヨガといえます。また気づきのヨガとも言われ、心の中の本当の声を聞けるヨガです。

特徴的なのは呼吸法を沢山行うという事、スピードがあり強い呼吸として知られている「火の呼吸」などを使用します。

ジュニャーナヨガ

ジュニャーナヨガは別名、知識のヨガと呼ばれています。より哲学的な傾向のあるものです。このヨガもポーズをとったりするものではなく、知識を得るという事を目的にしています。

主に瞑想によって、心を無にし煩悩を捨て去るいう事を行っていきます。そうすることで真の知識をえる事を目指します。

ハタヨガ

ハタヨガは、多くの人が実践しているヨガでいわゆるポーズをとって体を動かしていくもの全般をさします。「ハ」とは太陽であり陽であり、吸う息です、「タ」とは月であり陰であり、吐く息です。

「ハ」と「タ」を調和させ、体を使って自分の内面部分を探し追及していきます。現在では健康やダイエット、美容のために多く行われているヨガです。

ハタヨガの主な種類

アシュタンガヨガ

アシュタンガヨガはかなりダイナミックな動きをするもので、元々は体力のある男子向けにつられたものです。高い筋力や柔軟力が必要になってきます。

アシュタンガヨガは流れが決まっており、太陽礼拝、立位のポーズ、坐位のポーズ、逆転のポーズなど呼吸に合わせどんどん動きを変えていきます。

初心者はビギナークラスから初めたほうがいいでしょう。また慣れないうちは膝を痛めやすいので、元々膝が弱い人は気を付けた方がいいでしょう。

アイアンガーヨガ

アイアンガーヨガは、解剖学的にかなり細かいポジションを重視していくヨガです。ブロックやベルトなどのサポート器具を使用して、体に無理のない正しいポジショニングを行います。

ポーズをとっている時間が長いという特徴もあり。じっくりと正しい形をマスターしたい人にオススメです。

シヴァナンダヨガ

シヴァナンダヨガは呼吸法をしっかり行い、主に12のポーズを繰り返し行います。体を使い運動するというよりは、同じポーズをとることで、そのポーズを理解し深めていく要素が強いものです。

静かに、しかし確実に体のエネルギーを流していきます。初心者や高齢者の方にもオススメです。

アヌサラヨガ

アヌサラヨガはアイアンガーヨガをベースに作られたものです。アヌサラとは流れに身を任せますという意味で、現代社会にマッチしたヨガと言えます。

アイアンガーヨガ同様にポーズのキープ時間は長めですが、解剖学、生物力学などを大切にしているため、体への負担は少なく、本来自分が持っていて気付かずにいる力を引き出してくれるヨガです。

マタニティヨガ

マタニティヨガは妊婦さんでも安心して受けられるヨガです。呼吸法や出産に対する不安などを解消し、妊娠期の運動不足を解消してくれます。

禁忌のポーズがあるなど、無理をせずマタニティヨガ独特のポーズをとっていきます。受講するには安定期に入ってる、医師の許可を得ているなどの条件があります。

パワーヨガ

アメリカでつくられた、フィットネス系でよく行われているエクササイズ色の強いヨガです。筋力アップや持久力アップなどを目的としたパワフルなものです。

とにかく体を動かしたい、インナーマッスルを鍛えたい、ダイエットしたいという人に向いているヨガと言えます。

色々な特徴のあるヨガ！気になるものはありましたか？

ヨガと言っても、体を動かすハタヨガのほかにも、精神的なものを追求するヨガもあります。むしろそちらが本家と言えるのではないでしょうか。自分がどのようなヨガを求めているのか、もしかしたらその答えは1つではないかもしれません。色々なヨガに触れてみるのも自分の世界を広げるいい機会かもしれません。