人生の困難を打開するマントラ(おまじない)とお祈りの仕方

ヨガ

人生で困難な状況に陥った時、マントラを唱えることで状況を打開していくことができます。特別なお祈りをすることで不思議に状況が開いていきます。

人生の困難を打開するマントラ(おまじない)とお祈りの仕方

生きているといい時もあれば、困難に直面する時もあります。
子供の頃は困難に直面したら泣き叫んで助けを求めます。そうすると両親か大人の人が助けに来てくれて解決することができます。

しかし、成長するにかけて、私たちは問題を自分自身で解決しなければりません。
大人になると子供の頃のように泣き叫ぶ人はあまりいませんが、状況や態度としては同じような性質の行動を取ってまわりの人に助けを要求する人がいます。これでは正直周りに人に迷惑をかけてしまいます。

第一に大人としての条件は自分自身の状況に総括的に責任を持つことでしょう。困難に直面するとまずは自分の状況を完全に受け入れて、自分自身と周りに人を許し、その上で前にすすめるようなポジティブなアクションをとって状況を打開しましょう。
こんな時にはいくつかのストラテジーを使って困難な状況を打開することができます。

Om Namo Narayanayaのマントラを唱える

マントラは以前の記事でも紹介しましたが、マントラとはサンスクリットで「文字・言葉」を意味し、短い言葉の節にある音の響きには魔術的な力が含まれていると信じられています。インドやバリにおいて人々は日常生活や儀式で広く唱えています。
困難に直面したときにはマントラを唱えるといいでしょう。

どのようなマントラを唱えてもいいのですが、今日はOm Namo Narayanayaというマントラをご紹介します。

マーラという数珠を持って108回唱えてもいいですし、音楽とともに108回唱えてもいいですし、108回でなくても歩きながら、食器を洗いながら、シャワーを浴びながらなど何かをしながらでもいいので唱えてみてください。

関連記事「障害を取り除くためのおまじない:ガネーシャ・マントラの唱え方」

Om Namo Narayanayaの発音の仕方と意味

Om: オーム或いはオン(オム)
オームは宇宙を全て包括するエネルギーであり、意識であり、シラブルです。

Namo: ナモ
ナモはお辞儀をする、頭を下げて敬意を払うという意味です。

Narayanaya: ナラヤナヤ
ナラヤナヤはサンスクリット語でを意味することもありますし、ナーラは安心することができる場所、休む場所、シェルター守られる場所なども意味します。また、ナラヤナヤはヒンドゥー教の神様、ヴィシュヌを意味します。ヴィシュヌは通常水の上で休んでいる状況で描かれます。水は海を表します。ナーラは人を意味するため、人が休める場所を意味します。またアナヤは方向を意味することから人が自己実現、エンライトメントの状態を果たすためのマントラとしても知られています。全ての人々に平和と健康、幸福をもたらしてくれる総合的なマントラとしてインドではよく唱えられています。

Om Namo Narayanayaを繰り返し唱えていると、どのような状況も平和な状況と心の平穏をもたらしてくれるように導いてくれます。

天使に助けを求める

天使や守護神などは私達が助けを求めないと助けられない個人の自由意志を尊重する法則があります。私はこのことをドリーン・バーチュのラジオを聞きながら聞いた時に「そんなこと知らなかった。助けを求めなくても助けてほしかった!」と思ったものです。今はこのことを何度も聞いたので頻繁に助けを求めるようになりました。しかし困っているときは通常人の頭は混乱しているものです。こんなときはどうすればいいのでしょうか?

その時はとてもシンプルに次のようにお祈りしましょう。
「助けてください(Help)」
「ありがとうございます (Thank you)」

これだけでもいいです。
これがもっともシンプルでまた効果のある助けの求め方です。

天使に手紙を書く

もう少し余裕があって、時間があれば天使に手紙を書いてみてください。
手紙の最初の宛名を書く場所に天使や神様の名前を書き、まるで友達や信頼しているお姉さん、先生などに相談するように自分の心の内をすべて正直に書き出し、その上で助けてほしいことを書いてください。

ここで心に留めておきたいことは、お願いする時、その願いを叶える方法は宇宙に委ねることです。「このような方法でこのようにして願いを叶えてください」などのお願いの仕方は効果的ではありません。結果を重視して、その願いを書き出してください。

そしてその手紙をきれいに折りたたんで封筒に入れ、祭壇やスピリチュアリティーに関わる本の間など、機運が澄んだ場所に置いておきます。手紙の上にはガラスの瓶に水を入れて毎日水をかえるといいです。そうすると水が毎日願いへのエネルギーを浄化してくれます。そして果物を側に置きます。お線香を炊いて、キャンドルを灯してもいいでしょう。

心配はしない

困難な状況に陥るとよく心配もたくさんしてしまう人がいます。そうすると困難な状況をもっと呼び込んでしまいます

困難な状況に陥ってしまったら、状況を打開するために行動しましょう。心配しても始まりません。どうしても心配になったら、誰か心を許せる信頼できる人に相談したり、友人と一緒にディナーを食べに行ったり、何か心が晴れることをしましょう。

心配すると最悪の状況を頭のなかでリハーサルしてしまう人がいます。これでは逆効果です。それよりもアファメーションなどを繰り返し唱えて、ポジティブにもうその状況が解決しているイメージを繰り返しするトレーニングをしましょう。

休む、リラックスする

たくさん寝て、ゆっくり明るい音楽をかけて気持ちを落ち着かせてあげます。きっとすべてはうまくいくことを信じて、こころをゆったり持ちましょう。

地道に毎日努力する

毎日少しずつ、一つでもいいので困難な状況を打開するために行動しましょう。地道な少しずつの努力が成功の鍵を握ります。どのような状況でもきっと困難な状況には出口があります。きっと出口をでることを信じて少しずつ歩いていきましょう。

朝と夜にお祈りをする

困難な状況を打開するための鍵は、問題のことを考えないことです。それよりも、自分の達成したい状況、なりたい自分の姿をイメージして朝と夜、お祈りをします。
この時に「ある絶大的な力」を感じます。
この「ある絶大的な力」を「宇宙」と呼んでもいいですし、「愛」、「喜び」「平和」「知恵」「美しさ」「光」「真実」「健康」と呼んでもいいでしょう。

お祈りの言葉の例

「ある絶大的な力」は「愛」、「喜び」「平和」「知恵」「美しさ」「光」「真実」「健康」である。この力は宇宙の至る所に存在し、その力は絶大である。その力はここにも存在する。この力は私を創り、私はこの力と共に存在する。私は愛である。私は喜びである。私は平和である。私は知恵である。私は美しさである。私は光である。私は真実である。私は健康である。そしてこの力は私の心、体、魂を満たし私を真実の状態へ導いてくれる。

このようなお祈りの言葉を心の中で、或いは声を出して唱え、そして次のように唱えイメージします。

やっと着きました
私はここにいます
全て必要なものはもたらされました

そして安堵の息を呼吸し、もう全てが解決したばかりでなく、その上叶えたかったことが叶ったイメージをし、その感情を感じてみます。
このようにお祈りすると、きっと状況は開けてくるでしょう。

私もこの記事に書いた方法を困難な状況に接した時に実行しています。すると、思わないところから天使のような助けやギフトが届いたりしました。
よく困難な状況が開けてきて明るい状況になると、悪い夢を見ていたような気がします。あるいは地下から地上にやっと這い上がってきたような気がします。これは本当のような気がします。

ヨガの世界ではマヤという言葉があります。幻想という意味なのですが、日本語ではハマっている状態と解釈してもいいでしょう。困難な状況は実は心が幻想にとらわれてしまっている状態で真実を見失っている状態です。
ですので、そのような時は次のお祈りの言葉を唱えてみてください。

絶大な力よ
真実を見せてください
私は真実を見ることに心を開きます
助けてくださってありがとうございます

関連記事一覧