ヨガでの猫のポーズは腰痛に効く?シークエンスの正しい行い方
ヨガのシークエンスの中でも最もポピュラーなシークエンスの一つである猫のポーズ。正しいアサナの作り方ともに呼吸の仕方をご紹介します。
猫のシークエンスの正しい行い方
ヨガのシークエンスの中でも最もポピュラーなシークエンスの一つである猫のポーズ。正しいアサナの作り方ともに呼吸の仕方をご紹介します。
猫のポーズの効用
100種類以上もあるヨガのアサナの中でも最もポピュラーなシークエンスの一つである猫のシークエンス。猫の背伸びをした時のポーズに似ていることから、日本だけでなく世界中で「猫のポーズ」と呼ばれています。または、「猫と牛のポーズ」とも呼ばれています。
基本のシークエンスをしっかりとマスターすることが大事
ヨガのシークエンスにはたくさんの種類がありますが、基本のポーズをしっかりとマスターすることが、後々に上級のポーズをする時に身体にかかる負担を避けるためにとても重要になります。ヨガのやり過ぎで逆に腰痛を患ってしまったり、怪我をしてしまったりする方々も増えていますので、基本の優しいポーズをする間に正しい身体の位置と呼吸方法をマスターしておきましょう。
猫のヨガシークエンスの精神的効用
猫のヨガシークエンスを行うと健康で幸せな生活を送れるようなるといいます。ヨガの基本のポーズであることから、たくさんのヨガのセッションに含まれている動作です。また、ストレスを緩和させるシークエンスとしても知られています。
猫のシークエンスと下部の腰痛
猫のヨガのシークエンスは下部の腰痛に効きます。中年以上の女性が下部の腰痛を感じやすくなると言われています。猫のヨガのポーズを行うと腰痛が緩和されるでしょう。女性が年齢を重ねる内に更年期を経験したりして少しずつ性的なホルモンのバランスも変化していきます。性的なエネルギーをコントロールする生殖器、お尻、腰のあたりをほぐして、淀んだエネルギーを健康に流していく猫のシークエンスは年齢とともに変化し続ける全ての女性へおすすめのヨガシークエンスです。
猫のヨガシークエンスの身体的効用
身体の全体的に頑丈にする効果があります。特に背骨のまわりにある筋肉を鍛えることができます。また背骨の機能と内臓の機能を再活性化することができます。下部の腰痛を軽減させ、腰にかかる負担とストレスを和らげます。
また、猫のシークエンスを行うことは血液の浄化に繋がると言われています。
猫のシークエンスを避けた方が良い場合
頭部や顔に怪我をしている場合は猫のポーズを避けたほうがいいでしょう。
猫のシークエンスを試してみましょう
猫のシークエンスをするための準備
猫のシークエンスをする前に、まずはヨガマットの上で四つん這いになってみます。前と後ろに適当なスペースを残して中央あたりで四つん這いのポーズをとってみます。そして、膝にあたる部分のヨガマットを位置を確かめて、その部分を折って膝にあたる部分のヨガマットが3重になるようにします。
こうすると猫のシークエンスをしている時に膝にかかる負担を和らげることができます。ヨガマットによってはもともと太く1cm以上のクッションが備わっているものもありますので、太めのヨガマットを購入することも良い方法でしょう。猫のシークエンスのみならず、膝を軸にして腰を前後にストレッチするシークエンスなどの時も膝にかかる負担を軽減するためにヨガマットを三つ折りにすることをおすすめします。
1)四つん這いになってテーブルのように胴体が平たいポジションを作る
まずはヨガマットを準備します。
四つん這いになります。両手の手のひらの指を心地よい程度に開き、しっかりと腕を伸ばして上半身を支えます。両手は両肩よりも少し広い位置で腕の下にほぼ直角になるようにまっすぐと伸ばします。
両膝はお尻の真下の位置でお尻の幅より少し広い程度の位置で下半身を支えます。
足の先は伸ばして足の甲が床につくようにします。
かかとを曲げてはいけないので、足の先が伸びていることを確かめて下さい。
肩を内側から外側へ若干回してしっかりと胸を張って肩甲骨の中央部が下へ、背骨がまっすぐとなっていることを確かめます。
首はできるだけまっすぐと長く伸ばします。視線は両手のひらの真ん中あたりを見るといいでしょう。
このポーズは背中がまっすぐと伸びで両腕両足で平行に支えられていることからテーブルのようなポーズと例えられます。
2)息をゆっくり吸いながら首と頭を上へ、そしてゆっくりと後ろへ持ち上げながら上半身を反ります
胸を張って両腕で床をしっかりと押してやさしくそしてしっかりと上半身を支えます。
胴体の中央、腰と背中の中央が床の方に曲がっている状態のポーズを作ることが大事です。そのために、胴体の中央を床へ近づけながら曲げると同時にお尻を上へ突き出します。この時に上部へ突き出すというよりはお両側の尻が外側へ割れて広がるようにします。尾てい骨を高い位置へ突き出し、おへそが床に一番近い位置へ持っていくように心がけます。
息をゆっくりとたくさん吸いながらこの動作を行うようにしましょう。
3)息をゆっくりと吐きながら頭部をおへそに近い位置へ上半身を丸めます
おへその位置が一番高い位置へ持っていけるように体を丸め、両腕で床を押して肩をすぼめて首を内側へ丸めます。
お尻は両さいどの両側を内側へを丸めて尾てい骨が丸まっておへその位置に近く丸まっていることを確かめます。
この時に息をゆっくりと、そしてしっかりと吐いて肺の中の空気が全て外へ吐き出されたこることを意識します。
4) 2)と3)のポーズを繰り返します
呼吸法をしっかりと行いながら2)と3)のポーズを繰り返します。
呼吸とともに流れるように動作を行いましょう。
猫のシークエンスを行う時のポイント
尾てい骨が外側へ、そしてまた内側へしっかりと動いていることを意識して行います。
背骨が内側へしっかりと外側へ曲がっており、そしてまた内側へ曲がっていることを確かめます。
一方の筋肉が伸ばされ、一方の筋肉が緊張の状態になります。
反対方向へ曲げることでまた一方の筋肉が伸ばされ、一方の筋肉が緊張の状態になります。
この伸縮のエクササイズを呼吸とともに行うことで血液の循環が促進されメタボリズム活性化されます。
このヨガのエクササイズをすると頭がスッキリとクリアになるとともに身体に溜まった負のエネルギーを体の外へ自然な健康な方法で発散させることができます。
猫のシークエンスを行ってフェミニンのエネルギーを活性化させよう
猫はよく女性に例えられますが、猫の身体はとてもしなやかで見ていて美しいですね。
猫のシークエンスは女性の生殖器の機能を健康な状態へ導くことにも役立ちます。定期的に行うことで女性の身体が猫のようにしなやかに、健康に、優しく動くようになるでしょう。
お化粧やファッションで身を繕うのもいいですが、内側からのフェミニンのエネルギーを放出するにはヨガのシークエンスを行ってフェミニンのエネルギーを回復させることがとても効果的です。人の心ともいわれる心臓も伸縮を繰り返しながら体内へ血液を送り出しています。
身体も呼吸とともに伸縮を繰り返すことで、新しいエネルギーを体内へ取り込み、不要な負のエネルギーを外へ発散して送り出すことを助けることができます。美しい体とエネルギーを保つために猫のシークエンスを是非おすすめします。