【基本編】知っておきたい断食の効果とやり方

美容・健康

最近、健康や美容、ダイエットのために断食を取り入れる人が増えてきています。断食には様々な魅力的な効果がありますが、間違った方法を取り入れてしまうと、健康を害してしまう可能性もあるため、正しい方法を理解することが必要です。では、断食をはじめる前に知っておきたい、断食の効果とやり方をご紹介しましょう。

はじめる前に知っておきたい断食について

最近では、モデルやタレントの中でも断食を取り入れる人が増えてきており、断食に興味を持っている女性も増えてきています。断食は、間違った方法を取り入れてしまうと、プラスの効果を得ることが出来ず、逆に体調を崩してしまう恐れもあるため注意が必要です。
では、断食をはじめる前にしっておきたいことをご紹介しましょう。

断食の日数

断食を行う際、「期間が長ければ長いほど、効果が高まるだろう」と思う人も多いでしょう。しかし、断食は長期間行うものではありません。特に、断食初心者の人が最初から長期間の断食を行ってしまうと、体調を崩してしまう可能性があります。
断食をはじめる際には、まずは3日間の断食からスタートし、徐々に5日間、1週間といったように期間を伸ばすようにしましょう。

断食のやり方

断食を行う際には、3キロ落としたいと思うのであれば、1日1�sを目安と考え、「3日の断食をはじめよう」と計画を立てることが必要です。そして、断食時には何も口にしない訳ではありませんから、食事の代わりとなるスムージーや酵素ドリンクなどを用意します。
断食は、突然食事を抜くのではなく、断食前日の夕飯あたりから高カロリーな食事は抑え、胃腸の負担の少ないメニューを選びましょう。
断食中は、食事の代わりにスムージーや酵素ドリンクを取り入れることになりますが、午前10時や午後3時など口さみしいと感じた時にも、同じ様にスムージーなどを取り得れ、空腹を防ぎましょう。喉が渇いた時には、水や炭酸水摂り、水分補給しましょう。

断食中の運動

断食中には、「より効果を上げたい」と考える人も多いでしょう。しかし、断食中は食事を摂っていないため、激しい運動は避ける必要があります。
運動を取り入れる際には、ウォーキングやジムでの運動など軽いものを選びましょう。運動をすれば、「食べられない」というストレスからも解放されますし、ダイエット効果を高めることが出来ます。

断食中の眠気

断食をはじめると、眠気に襲われることがあります。いつもとは違う眠気を感じると、不安になる人も多いでしょう。しかし、断食中は体が変化しているため、強い眠気が起こることがありますので、心配する必要はありません。眠れる環境であれば、少し仮眠を取ることがおすすめ。
体が慣れてくると、今度は眠れなくなることもありますから、その時々の体調や環境に合せて無理せずに過ごすようにしましょう。

断食中の空腹

断食中は、空腹に襲われることもあります。特に、断食初心者にとってはこの空腹が耐えられなくなってしまう人も少なくありません。
どうしても空腹が我慢出来なくなった時には、置き換えの食事としている酵素ドリンクやスムージーを摂るようにしましょう。また、無糖の炭酸水は水分補給をするだけではなく、お腹を膨らませてくれる効果がありますから、空腹から解放されます。

断食のデトックス効果

私たちの生活は、食べたい時に食べたいものを食べられる環境にあります。そのため、お腹がすいたら夜中でも何か口にしている人が多いのではないでしょうか。こういった生活をしていると、胃腸に負担がかかってしまい、本来の働きが出来なくなってしまいます。
そんな時はデトックスをすることがおすすめ。断食では、デトックス効果も得ることが出来ますから、健康維持にも役立てることが出来ます。
では、断食とデトックスの関係についてご紹介しましょう。

そもそもデトックスとは?

デトックスという言葉は聞いたことがあっても、ちゃんとした意味を知らない人も多いのではないでしょうか。
デトックスとは、不要なものを排出することを言います。体のデトックスということは、体の中に貯まってしまっている毒素などの不要な物を排出するということ。私たちが普段口にしている物の中には、添加物などが含まれており、これらが体の中に蓄積した状態ですから、デトックスで排出することが必要です。

デトックスと断食の関係

「どうして、断食でデトックスが出来るのだろう?」と不思議に思われる人もいると思いますが、断食では固形物などを摂取することがないため、胃腸を休ませることが出来ます。断食で腸の中は空っぽの状態にすることが出来、毒素が濃縮された塊とも言われている宿便などを排出することが出来、デトックス効果を得ることが出来ます。

断食のダイエット効果について

断食では、高カロリーな食事をしませんから、当然ダイエット効果を得ることが出来ます。カロリーの摂取が抑えることが出来れば、自然と痩せることが出来ます。
しかし、断食の効果はそれだけでなく、体の中に蓄積している不要な物も排出することが出来るため、痩せるために必要な栄養の吸収がしやすくなります。ということは、痩せやすい体質へと変えることが出来るということです。ダイエットをしても効果が出ないと感じている人は、断食をすることで体質改善が出来、ダイエット効果が得やすくなる可能性も高いでしょう。

断食中の頭痛について

断食を行うと、体に様々な変化が起こり、今まで感じたことのない症状が起こることもあります。その中には、頭痛を起こす人もいます。
では、どうして断食中に頭痛が起こってしまうのか、ご紹介しましょう。

頭痛の原因

断食を行った時に起こる頭痛には、酸欠症や低血糖が原因となり起こることもあれば、好転反応として起こることもあります。
好転反応となる頭痛の場合には、心配はいりませんが、低血糖の場合には注意が必要です。断食をすると、糖分なども摂取しなくなりますから、糖分が足りないことで低血糖気味となり頭痛などを起こすことがあります。低血糖による頭痛が続いた場合には、医師に相談した方が良いでしょう。

頭痛の対策法

断食中の頭痛を解消するためには、上手に糖分を取り入れることがおすすめです。しかし、糖分を摂り過ぎてしまえば断食の意味がなくなってしまいます。
どのように糖分を摂取すれば良いのかというと、紅茶やハーブティーなどを飲む際に、はちみつやオリゴ糖を少量加えると良いでしょう。また、野菜ジュースなどもおすすめです。

断食後の回復食

予定通りに断食が終わると、ホッとする人が多いでしょう。そして、我慢していた分「食事をしたい」と思う人が多いのではないでしょうか。
しかし、断食後の食事には注意が必要です。胃腸に負担をかけないような食事をすることが必要です。では、断食後の回復食についてご紹介しましょう。

回復食の期間

断食後の回復食は、どのくらいの期間断食を行ったかによって必要な期間が変わってきます。例えば断食1日から3日程度であれば、回復食は1日でOKですが、断食を3週間行った場合には、5日間の回復食が必要となります。
断食4日から6日は、2日の回復食。断食1週間は、3日間の回復食。断食2週間は、4日間の回復食が必要となります。

回復食のメニュー

回復食というと、「何を食べたら良いのだろう?」と思われる人が多いでしょう。回復食は、何よりも胃腸に負担がかからないものを選ぶことがポイントです。回復食として理想的なのは、重湯やおかゆ。
例えば、回復食1日目の朝ご飯、晩御飯はおかゆ。回復食2日目から普通の食事に戻すといったように、少しずつ胃腸を慣らしていくことが必要です。ただし、普通食になっても回復食時には、油っこい食事は避けた方が良いでしょう。

回復食の注意

回復食の際に注意したいのは、油分と動物たんぱく質の摂取。これらは、油分が多いため、胃腸にかなり負担がかかってしまいます。
断食が終わると、ついつい油断してしまい、好きなものを食べてしまいがちですが、胃腸の負担を考えたメニュー選びを行うことが大切です。

おわりに

断食は、健康維持や美容効果、ダイエット効果を得られる魅力的なものです。しかし、自己流の断食を行ってしまうと、体を壊してしまったり、ストレスがたまり続かなくなることもあります。
そうならないためには、正しい断食方法を知ることが大切です。これから断食をはじめる人は、正しい方法を理解した上ではじめましょう。

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