甘いものより効果的?疲労回復に必要な栄養素5つ

美容・健康

ビタミンやクエン酸など皆さんは疲れを取るための食事などは考えたことありますか?チョコレートやアイスなど甘いものは疲労に効果的なのでしょうか?今回は食事をテーマに様々な疲労回復になるものを挙げたいと思います。

皆さんは普段「食事」についてどのくらい気を使っていますか? とにかくお腹がいっぱいになればそれで良いですか? しかし場合によってはそれがマイナスに働くこともありますし、「疲労回復」につながる食事メニューもあります。今回ご紹介するのはそんな「疲労回復」につながる食事メニューです。普段から仕事仕事で、なかなか休みが取れない中、食事を考えるというのは非常に難しいと思います。しかし食事のときくらいしっかり栄養や疲労回復のことを考えたものをとるだけでも随分違います。是非食べてみたいと思ったら食べてみてください!

疲労回復に必要な栄養素は?

まず具体的な食事について触れる前に、疲労回復に必要な栄養素について説明したいと思います。

ビタミン

まずは何と言っても「ビタミン」です。皆さんもこの栄養素はよく耳にすると思います。ビタミンの中で群を抜いて有名なのはビタミンCだと思いますが、疲労回復にはそのビタミンCに加え、「ビタミンB」「ビタミンE」も重要になってきます。

ビタミンBは主にエネルギーの代謝や疲労物質の代謝に働く栄養素で、これらが不足すると当たり前ですが、疲労が溜まってしまいます。

ビタミンEでは血管の流れをよくする成分が、ビタミンCにはストレス改善の成分がそれぞれに含まれています。どれか一つが重要なのではなく、すべてが重要なのでそこは注意です。

クエン酸

こちらもよく耳にすると思います。主にレモンなどの「酸っぱいもの」というイメージがあるでしょう。少し学術的な話をすると、「疲労」というのはいわゆる細胞がダメージを受けている状態を指します。肉体的な疲労であれば筋肉における細胞、精神的な疲労であれば神経における細胞ということです。そしてそれらの細胞を修復するためには「アデノシン三リン酸」、通称ATPと呼ばれるものが必要です。(受験で覚えさせられた単語ですね)
そしてそんなATPを作るサイクルに必要なのがクエン酸です。クエン酸はATPを作るサイクルを活性化してくれます。その広義的な意味で「疲労回復にはクエン酸が必要だ」ということになるのです。

ビタミンB・C・Eやクエン酸が含まれている食事は?

つまり「ビタミンB・C・E」と「クエン酸」が多分に含まれた食事を取ることが疲労回復に効果的だという結論に達します。その意味でオススメな食事メニューをご紹介します。

ビタミンを多分に含む食べ物

こちらは非常に多くありますが、特に多分に含んでいる食べ物をご紹介したいと思います。

ビタミンB

まず「ビタミンB」です。ビタミンBは「ビタミンB1」と「ビタミンB2」の2種類があります。

ビタミンB1豚肉、ハム、うなぎ、小麦胚芽や小麦粉などの穀類・大豆やグリンピースなどの豆類・種実類、うなぎやフナ、こいなどの魚介類など
中でも「うなぎ」にはビタミンB1が豊富に含まれているようで、摂取するには非常に良い食べ物になっています。

ビタミンB2レバー、うなぎ、納豆、卵等
ビタミンB1と被ってしまう部分はありますが、これらに多分に含まれています。いわゆる「タンパク質」と言ったところでしょう。タンパク質と聞いて思い浮かぶのは「肉類」「魚類」「卵」そんなところでしょう。つまりそれらをおかずにすることを考えれば良いのです。

ビタミンC・E

次にビタミンCとEですが、ビタミンCでは主に「野菜・果物」、ビタミンEでは「種実類」となっています。

ビタミンC赤ピーマン、黄ピーマン、ゆず、アセロラジュース、パセリ、芽キャベツ、レモンに非常に多く含まれています。

ビタミンEヘーゼルナッツ、まつ、ひまわりの種、落花生に非常に多く含まれています。

ビタミンと言われる食べ物を見るとすぐにわかりますが、「いわゆる1食分」に相当しますよね。ビタミンBでは魚だとのおかず、そしてビタミンCで野菜と果物、ビタミンEではナッツなど。これは生活にすぐ溶け込めそうです。

クエン酸を多分に含んでいる食品

クエン酸を多分に含んでいる食品は、レモン・ライム・梅干し・キウイ・みかん・いちご・グレープフルーツ・パイナップルといったいわゆる「果物」に多く含まれています。さらに言えば「酸味が強いもの」です。これらを積極的に取り入れることでクエン酸の補給は十分に行えるといえるでしょう。

疲労に甘いものは効果的か?

甘いもの、つまり「糖質」ですが、これは「脳のエネルギー成分」になります。脳ではエネルギー源として「ブドウ糖」という「糖」を使うので、頭を使って疲れたという場合には非常に効果的です。しかし、「何時間もデスクワークをしていた」「重い荷物を持っていた」などの肉体的な疲労や、「悲しいことが起きた」などの精神的な疲労では糖質よりも上記に挙げたビタミンやクエン酸のほうが効果的です。しかし基本的には頭も体も使っていることでしょうから、すべて同時に摂取するほうが望ましいです。

どのぐらいの量を食べるといいの?

ビタミンCでは「1日1,000mg以上摂るとよい」といわれています。ビタミンEは「1日100〜300mg」と言われています。これら「栄養素」というのは「摂りすぎると危険」ということはありません。特に栄養素というのは必要なのにもかかわらず体外へ出やすいという非常に困ったちゃんでもあるので、意識して多く取ろうと考えたほうが良いかもしれません。いろんな種類を食べて、お腹8分目くらいにするのが目安です。

飲み物はどんなものがいい?

人間の体は水分は約80%以上でできていますから、食事だけでなく飲み物も非常に重要になってきます。そして欲を言えば上記の栄養素をふんだんに使った飲み物をおすすめします。例えば「梅ジュース」。これはヘタを取ってフォークなどで穴を空けた青梅1�sとハチミツ1�sを大きめな入れ物に入れ、3日ほど放置すると出来上がります。これはクエン酸が多分に含まれている梅を使っているので、「疲労回復に良い飲み物」になります。というように、上記の成分が多分に含まれているものを利用してあげることで簡単に出来上がってしまいます。是非皆さんもオリジナルの栄養ドリンクを作ってみてください!

最後に

いかがだったでしょうか? ただ「お腹を満たすためだけに食事を摂る」というだけでなく、自分の体や相手の体を気遣って栄養素に配慮して食事を摂るというのは大変ですが、非常に重要ですよね。「あっこれにはこんなにビタミンが含まれているのか!」という新たな発見もあるでしょうし、手頃に作れる栄養のある食べ物や飲み物を作って持っていてもみんなから好評をいただけるでしょう。すべては「健康」のためです。いくら仕事を頑張ったからといって、体を壊しては元も子もありません。仕事でもそうですが、プライベートでも充実させることではじめて「人生を謳歌する」できると私は信じています。皆さんも健康第一に、納得のいく人生を歩んでください!

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