髪の痛みに優しい!オーガニックヘアカラーとハーブカラーとは?

傷んだ髪に優しい!オーガニックヘアカラーとハーブカラーとは
メイク・コスメ

傷んだ髪、なんとかしたい!そんなあなたは、ヘアカラーを変えてみませんか?オーガニックのヘアカラーとハーブカラー、2種類の自然成分を配合したカラー剤が話題です。それぞれどんな特徴があるのか、まとめてみました。また、お家で出来る簡単美髪ケアもご紹介!ぜひ参考にしてくださいね。

髪は女の命!パサつき、ゴワつき、枝毛・・気になる髪の傷み

女性なら誰しも、ツヤツヤでサラサラの髪に憧れますよね。きちんと手入れが行き届いた綺麗な髪は、男性からも憧れの的。ヘアーダメージは気にしていたいです。

後ろ姿美人は必ず髪が綺麗ですし、どんなに素敵な服を着ていても髪がボサボサだと台無しになってしまいます。髪がボサボサになったりパサついたりするのは、髪が傷んでいるからで、なぜ傷むとパサついたり枝毛ができるのしょう?

それは、髪は通常、キューティクルに覆われており、このキューティクルが保護膜として髪を守っています。キューティクルは鱗のように一定方向に流れるようについていて、このキューティクルが剥がれたり、開いたりすることでパサつきやゴワつきが起こる=髪が傷んだ状態となります。

髪を傷ませる原因とは?

それでは原因を探っていきましょう。

髪の傷み方には種類があります。傷みの原因も様々。
代表的なものとして、ヘアカラーで傷んだ髪はキューティクルの損傷が大きく、表面的なダメージを受けています。

一方、パーマは髪そのものの形を薬剤によって変化させるため、ダメージは内部にまで及びます。
もちろん、髪を傷ませるのはそれだけではありません。

紫外線に注意

紫外線によるダメージでは、髪が火傷状態になり、キューティクルが損傷して内部のメラニンが壊れてしまいます。
アイロンやブローによるダメージは、熱で髪内部のたんぱく質が変性してしまい、ゴワつきの原因となります。

さらに、自然乾燥も傷む原因の一つ。濡れた髪はキューティクルが膨潤して開いた状態になるため、この状態を長く続けていると髪がダメージを受けやすくなるのです。日常生活の様々な場面で、髪の傷みの原因が見られますね。

自然由来の美容成分配合!オーガニックのヘアカラーって?

綺麗な髪を保つためには、いつもしているヘアカラーも見直すことが大切。よく聞くオーガニックコスメのように、オーガニックのヘアカラーがあることをご存知ですか?

名前だけ聞くと、髪を傷めず優しいイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?

オーガニックヘアカラーの特徴は?

オーガニックのヘアカラーと呼ばれるカラー剤には、自然由来の美容成分が配合されています。
香りが従来のカラー剤に比べてツンとしないハーブの香りがするものが多いようです。
自然由来であるオーガニックのオリーブオイルやグレープシードオイルなどが配合されているので、仕上がりにツヤが出たり髪が潤うなどの効果があります。

また、このオーガニック成分のオイルなどが、カラー剤による頭皮への刺激を和らげてくれるものもあります。
髪をカラーしながらもケアできる成分が入っているのは嬉しいですよね。
ただし、ヘアカラーのアレルギーを持っている人も大丈夫かというと、必ずしもそうではありません。
ヘアカラーアレルギーの殆どの場合、染料である人工色素の「ジアミン」に反応しています。
オーガニックのヘアカラーにもジアミンは含まれているので、アレルギーの方は注意しましょう。

オーガニックヘアカラーは傷まない?

オーガニックのヘアカラーというと傷まないイメージがありますが、実はそんなことはありません。
髪を少しでも明るくするということは過酸化水素が含まれており、そこに色味をつけるための人工色素が配合されています。
オーガニックのヘアカラーは、従来のヘアカラーの成分にオーガニック成分をプラスしたものですので、従来通り髪は傷むものと考えられます。

ただし、従来のヘアカラーに比べて髪に優しい成分もプラスで配合されていることは確かです。
ヘアカラーはやりたいけど少しでも髪を綺麗に見せたい!という方は、オーガニックのヘアカラーを選ぶと良いかもしれません。

髪を傷めず色をプラスするハーブカラー

 

ハーブカラーとは、自然由来のハーブエキスで作られたヘアカラーのこと。オーガニックヘアカラーのように、従来のカラー剤にオーガニックエキスをプラスしたものではなく、植物の力で髪を染色するカラー剤のとこを指します。
ハーブカラーにはどのような種類があるのでしょうか?

100%自然成分で出来たヘナカラー

ハーブカラーとは、100%天然の自然成分で出来ているのはヘナカラーの事です。「ヘナ」とはハーブの一種。ヘナを粉末化して水に溶いたものをカラー剤として使用できます。ヘナ自体はオレンジ色をしているので、ここに同じハーブの一種であり紺色の色素を持つ「インディゴ」を混ぜて使うことでブラウンに近い色味に。
ヘナ自体は髪を脱色することはできないので、白髪染めやトーンダウンに使います。髪はまったく傷まず、それどころかヘナは、通常のヘアカラー剤がアレルギーで使えない方にも使えて、頭皮のケアとしても使われています。ブローすると、濡れたように美しいツヤができるのも、ヘナカラーの特徴です。

ただし、100%天然であるがゆえに、染まるのに時間がかかることと仕上がりが安定しない場合があります。
時間に余裕があるときにチャレンジしたいですね。

天然ヘナカラーに染料をプラスしたケミカルヘナカラー

現在、ヘナカラーにほんの少し化学染料を足したタイプがよく使われており、色数も豊富で染まりも速く、人気があります。100%天然のヘナカラーと同様、脱色するわけではないので髪も傷みません。染料が入っているので染まり上がりも通常のカラー剤のように安定しています。
ただし、こちらの場合はヘアカラーアレルギーの方は使えませんので要注意です。
ハーブカラー初心者の方は、こちらからチャレンジすることをおすすめします。

美髪になるには?簡単ホームケアを始めよう

オーガニックヘアカラーやハーブカラーを使うことでヘアダメージは減少するものの、やはり日々のケアはとても大切。髪が少しでも美しく見えるように、今日から始めてみましょう。

お風呂でヘアパックしよう!

お風呂でトリートメントしたあと、2、3分置いてから流すというのが通常ですが、トリートメントは時間と多少の手間をかけて浸透させることでより効果を発揮します。

まず、シャンプーしたら軽くタオルドライしましょう。そして、毛先〜毛の中間までトリートメントを揉み込むようにつけます。その後、タオルターバンをして湯船に浸かったり体を洗ったりして、最後にトリートメントを流します。
こうすることで、お風呂の蒸気でタオルターバンの中が蒸されるので、より成分が髪に浸透してしっとりサラサラに。

さらに、トリートメントを流した流し湯を洗面器に少しためておいて、流し終わったあと毛先だけに流し湯を揉み込んでおきましょう。そしてそのまま流さずにタオルドライします。
トリートメントはリンスやコンディショナーと違って栄養成分が含まれています。最後に一押し、毛先に揉み込んで多くと良いですよ。

髪質にあったシャンプーやトリートメントを使おう!

硬い髪、乾燥した髪、油っぽい髪、猫っ毛・・髪には様々な種類があります。
髪質にあわないシャンプーを使っていると、硬い髪の人はよりゴワゴワに、柔らかい髪の人はぺしゃんこになってしまうことも。髪質に合ったシャンプーやトリートメントを使うことで、より理想的な髪の質感やボリューム感が手に入ることがあります。いますぐ使っているものを見直してみましょう。

紫外線を防ぐトリートメントを使おう

春夏は紫外線が強くなります。肌と同様、髪にも紫外線対策を!紫外線は髪のメラニン色素を壊し、乾燥しやすい状態にしてしまいます。紫外線を防ぐスプレータイプのトリートメントを出かける前に軽くつけておくだけで、1日の終わりのダメージ度に差が出ますよ。また、このタイプのトリートメントは、タバコの煙や食事の匂いなどが髪につくのも防いでくれますので一石二鳥!1本常備しておくと良いですね。

髪は乾かして寝よう!

髪が濡れたまま寝ている人は、今日から絶対に乾かして寝ることをおすすめします。
髪が濡れた状態は、キューティクルが膨潤している状態。この状況で枕に髪が擦れると、キューティクルは剥がれてボロボロに・・・。
お風呂上りには、流さないトリートメント剤か、アルガンオイルなどを薄く毛先につけて乾かしておきましょう。
この時、軽くブローしてあげるとツヤが出て、翌朝も綺麗に髪が決まります。

髪に優しいカラーとホームケアで美髪を目指そう!

従来通り自由なカラーに染めたいけど、少しでも髪に良いものを使いたい方はオーガニックヘアカラーがおすすめです。また、明るくしなくて良いから一切髪を傷ませずにカラーしたい方は、ハーブカラーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

髪に優しいカラーをして、ご紹介したホームケアを合わせて行えば、今よりずっと綺麗な髪が手に入ること間違いなし!ぜひ試してみてくださいね。

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