ヨガインストラクターがおすすめするオーガニックフード。そのこだわりの理由とは?
日常的にヨガを続けていくと、できるだけ身体に良い物が食べたい、環境に配慮した食材を買いたいと思ってくることは自然のことです。しかし、そもそもオーガニックフードが何か分からない、どんな物を買えばいいのか分からないと思っている人が多いのも事実。今回は元ヨガインストラクターおすすめのオーガニックフードをご紹介します。
オーガニックフード..なんとなく身体に良さそうで高い物?
最近はオーガニックフードという言葉を頻繁に見かけるようになりました。
オーガニックフードと聞くと、なんとなく身体に良さそうだけど高い物っていうのは分かるけど、正直オーガニックフードが何か分からないと感じている人はかなり多いと思います。
オーガニックフードとは
オーガニックとは有機の・有機栽培のという意味になり、オーガニックフードとは、科学合成農薬、化学合成肥料、または遺伝子組み換え生物を使用せずに育てられた農産物・食品のことです。野菜、果物、お肉、お米、現代では様々なオーガニックフードが生産され、どこでも気軽に購入できるようになりました。
なぜ私がオーガニックフードにこだわるのか
通常の食品より値段が高いオーガニックフードを選ぶ人が、どうしてオーガニックフードにこだわるのか不思議に思ったことはありますか?
私がオーガニックフードを選ぶ理由は、オーガニックフードは新鮮で栄養価が高く、健康的、環境に優しく、農家の方の健康をサポートすることができるからです。
身体にいい
農薬などの化学薬品は一度摂取して体内に入ると、一部は体内に蓄積する性質があり、体外に排出するのが難しいことがあります。
摂取する農薬のことを意識せずに暮らしていたら、何十年か後に何かしら健康に支障がでるかもしれません。
その時の医療費などを考慮したら、オーガニックフードを購入することは、今少し高いお金を払うことで、後で多額の医療費などを払うことを避けることができるかもしれません。
目先のことだけを考えてオーガニックではない食品を買うか、将来のことを見越してオーガニック食品を買うか。
これらあまり重要ではない判断のように思えますが、後に振り返ってみたらこの判断がターニングポイントになるかもしれませんね。
おいしい
味に関しては個人的な意見が分かれると思いますが、オーガニックフード、特に野菜やフルーツは従来の食品に比べておいしいと感じることが多いです。
野菜嫌いの子供にオーガニックの野菜を食べさせたら嫌がらずに食べた、それ以降野菜が好きになった、などはよく聞く話です。
普段から化学調味料の味や、商品開発されて異常に甘いフルーツの味などに慣れている人は、オーガニックフードを食べても物足りなく感じたり、何も味を感じないかもしれません。
しかし、オーガニックフードを食べ続けていくと、野菜やフルーツ本来の味や天然の糖分に満足していくことでしょう。
農家の方の健康を守ることができる
農薬が健康に与える影響というのは、一言では言い表せません。
農薬を摂取する側もそうですが、農薬を扱う側も少なからず何らかの影響を受けている可能性が高いのです。
農薬を使用している農家の方々は、日ごろから農薬スプレーや除草剤を使用していますが、もしオーガニック農法に切り替えたら健康に対する影響が軽減されるかもしれません。
消費者である自分たちのことだけを考えるのではなく、野菜やフルーツなどの食品を栽培してくださっている生産者のことも考えてみると、やはりオーガニックフードを選びたいと思うわけです。
続いて、おすすめのオーガニックフードをご紹介いたします。
おすすめのオーガニックフード
野菜・フルーツ編
オーガニックフードをといえば、やはり野菜とフルーツです。
オーガニックの野菜やフルーツを買う際に気を付けていることは、必ず季節と産地に合ったものを買うということです。
野菜やフルーツにはそれぞれ旬があり、本来その季節にしか食べられない物のはずです。
しかし、スーパーでは季節に関係なく一年中さまざまな野菜やフルーツを購入することができます。
ですが、オーガニックの野菜やフルーツは基本的に季節に応じたものを栽培しているので、自然とその季節のものを手に取るようになると思います。
そして、その土地で栽培されたものをその土地で消費する、地産地消を心がけています。
調味料編
調味料はできるだけ、無添加・化学調味料不使用の物を選んでいます。
数ある調味料の中でもこだわっているものは、ガラスープです。
どんな料理にも隠し味として使える万能なガラスープですが、一度原材料を調べてみてびっくりしたことがあり、それ以降は化学調味料無添加の物を使用しています。
ただし、何ごともこだわりだすとキリがないので、自分でバランスを見つけることが大事だと思います。
スーパーフードとは?
日本では数年前から耳にするようになったスーパーフード。
海外では広く知られているスーパーフードとは、どのような物なのでしょうか。
栄養バランス・栄養価が高い
スーパーフードは、アメリカやカナダで食事療法に取り組む医師たちによって使われ始めました。
スパーフードとは、一般の食品に比べて栄養バランスに優れている栄養価の高い食品のことを指します。
近年では普段の生活では補えない栄養をサプリメントで補給する人がかなり多く存在します。
スーパーフードは、一般食品とサプリメントの中間的な存在で、料理の食材としてはもちろん、健康食品としての要素も併せ持っている優れものなのです。
おすすめのスーパーフード
おすすめのスーパーフードをご紹介します。
アサイー
スーパーフードといえば、アサイーが有名です。
アサイーは、ブラジルのアマゾンを減産とするヤシ科の植物です。
アサイーはカルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを含んでおり、その中でも特徴的なのは鉄分で、果肉100gに生プルーン約58個分相当の鉄分を有しているといわれています。
鉄分が不足すると体内が酸欠状態になり、貧血の原因につながる可能性があります。
鉄分は汗で流れてしまう性質もあるので、何かスポーツをする方には年齢問わずおすすめです。
チアシード
アサイーと同じく有名なのがチアシード。
日本人になじみのないチアシードは、シソ科植物でミントの仲間で、中南米の伝統的な食材です。
チアシードは、マグネシウム、亜鉛、鉄分、オメガ3脂肪酸などの豊富な栄養素が含まれています。
また、鉄分が豊富といわれているほうれん草の4~6倍の鉄分を含んでおり、食物繊維もたっぷり含んでいるので、特に女性におすすめです。
スローフードとは?
スーパーフードと同じように、最近ではよく耳にするようになったスローフード。
スーパーフードとはどのように異なるのでしょうか。
ファストフードに反立する考え方
スローフードは、ファストフードに反立する考え方です。
その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、またはその食品自体のことを指します。なので、スローフードという食品が存在するのではなく、生産者の在り方や考え方のことがスローフードと呼ばれているのです。
食事をファストフードやインスタント食品で済ませるのではなく、食材は誰が作り、どのような過程で自分の元にやってきて、自分の食べ物に対する選択がどのように世界へ影響を与えているのかを知ることで、食を通じてより明るい未来を築いていくことが目的になっているといわれています。
おすすめのスローフード
スローフードという特別な料理が存在するわけではありませんが、おすすめのスローフードをご紹介します。
家庭・郷土料理
スローフードは、どのこ家庭でも作られているような家庭料理のことを指します。
しかし家庭料理すべてのことを指すのではなく、住んでいる地域に根付いている料理法やその土地で栽培された食材を使用したりすることが望ましいです。
その地域の年配の方に、郷土料理を教わったりすることもいいですね。
郷土料理を教わることで、その土地の伝統を若い世代に引き継いでいくことができるようになります。
オーガニック食品店で買うもの
実際にオーガニック食品店でよく購入するものをご紹介します。
ドライフルーツ
いつも購入しているドライフルーツはプルーンとデーツです。
ドライプルーンは、生プルーンに比べて食物繊維は約5倍、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも約5~7倍と、高い栄養素を凝縮しています。
デーツは、鉄分、カルシウム、カリウム、リン、マグネシウムや食物繊維なども含まれており、とても栄養価が高いフルーツです。
また、デーツはマグネシウムによる腸内環境改善にもつながり、それにより肌荒れなどにも効果的と言われています。
スナック類
疲れているときや生理前に無性に食べたくなるのがスナック類です。
どうしてもスナックが食べたいときは、海外輸入雑貨店やオンライン輸入サイトi herbで購入しています。
お気に入りのチップスはKettle Foodsのオーガニックポテトチップス。
原材料はオーガニックのじゃがいも、オーガニックのひまわりオイル、シーソルト、さらにグルテンフリーなのが嬉しい点です。
Kashiのソフトベイクドクッキーもおすすめ。
全粒穀物を使用し、玄米シロップやハニーで甘味付けをしているので優しい味が特徴的です。
あなたのこだわりを見つけよう
オーガニックフードにこだわることは素敵なことだと思いますが、こだわる前に理由を明確にすることをおすすめします。
ただ、海外セレブがオーガニックフードを好んでいるから、なんとなく身体によさそうだから、などという理由ではなく、具体的かつ持続可能な理由を見つけることができると、より楽しんでオーガニックフードを選ぶことができるかもしれませんね。
まずは自分なりにオーガニックフードについての理解を深めていくのもおすすめです。