ヨガは本当に万能なのか?効果を徹底検証
ヨガは体を理想的に作り上げ、心を安定させる効果がある万能なものと言われています。しかし本当にヨガはそのような効果があるのでしょうか?ヨガを行っても効果が感じられない!そんな時はどのような解決策をとるべきなのでしょうか。さらに時間帯によっても効果が変わるのか、ヨガの効果について徹底的に検証していきましょう。
ヨガの効果と目的は?
ヨガにどのような効果を期待しているでしょうか?多くの人は運動不足の解消や体形維持、ストレスの改善と答えるのではないでしょうか。確かにヨガにはそのような効果が期待できるでしょう。
しかしヨガに期待できることはそれだけではないのです。ヨガを実践しているヨギーやヨギーニ達は多くのものを得、ヨガの魅力に引き付けられるのです。
ヨガが与えてくれる様々な効果
体への効果
ヨガは左右交互にポーズをとっていくので、左右の筋肉、骨のバランスが整っていきます。体のゆがみが取れていくのです。柔軟性も養う事から関節の可動域も大きくなり、日常生活でのケガの予防にもつながっていくと言われています。
普段血行が良くない人は、ヨガを行うことで血流が上がり栄養素をしっかり体の隅々まで運ぶことが出来るので免疫力の向上にもつながっていきます。
精神への効果
ヨガは元々精神をコントロールする修行方法でした。現代修行という色は薄れてきましたが、自分自身をしっかり見つめることで、自律神経が整い心のコントロールが出来るようになるでしょう。
現代人は過剰なストレスにさらされており交感神経(緊張時に働く神経)が過剰に働いています。ヨガのゆったりした呼吸は副交感神経(リラックス時に働く神経)を刺激し、イライラし高ぶった心を静める作用もあるのです。
姿勢への効果
ヨガはコアの筋肉を主に使用していきます。コアの筋肉は体幹を支え姿勢の維持に役に立ちます。日本人は骨盤が後傾気味で猫背の人が多いと言われていますが、ヨガによって骨盤内の腸腰筋を鍛えられ、骨盤がしっかり立った状態になります。このことはお尻が上がり背筋が伸びる効果を与えるでしょう。
ダイエット効果
多くの人が望むダイエット効果ですが、代謝が上がると言われているヨガはまさにダイエットに適した運動と言えるものです。筋肉量も増え血流が上がり、老廃物を流すリンパの流れも良くなります。むくみの改善、余分な脂肪をためない効果、基礎代謝の向上などが期待できるでしょう。
ヨガの効果を実感できるのはいつ頃?
精神的な効果ならばすぐ実感できる人も多いのではないでしょうか?事実ヨガを行った後は頭がすっきりし心の重荷が軽減しているものです。体がほぐれることで心もほぐれたという人が多いようです。
ヨガを行う頻度や体質など人によっても違いますが、一般的に体の効果を実感するには3ヶ月ほどかかるでしょう。ヨガは大きな負荷をかけて行うものではないためにじっくりと筋肉をつくりあげていきます。
ダイエット効果を例に見てみると、多少時間はかかりますがコアに筋肉がつくためにリバウンドしにくい体となります。
効果的なヨガの実施期間やタイミング
毎日ヨガ
ヨガは毎日行うことで、その効果を実感しやすくなります。柔軟力、筋力がつくと出来なかったポーズも徐々に出来るようになってくるはずです。また精神的なコントロールも行いやすくなるでしょう。
時間がとりにくい場合は無理に行う必要はありませんが、1日10分程度行うだけでも体は変わってくるはずです。ストレスが気になる方は1日3分程度の瞑想だけでもいいでしょう。
朝ヨガ
朝にヨガを行うことで血行が良くなりスッキリとした1日を過ごすことが出来るでしょう。ヨガの基本動作、太陽礼拝などは朝日を浴びながら行うことで心も安定し、身体も軽く感じるはずです。
朝ヨガは基本的に朝日の昇る東側を向いて行います。気候のいい季節などは新鮮な朝の空気に触れながらヨガを行いたいものです。全身に太陽を感じて1日のエナルギーをチャージしましょう。
夜ヨガ
1日の終わりにヨガを行う人は多いでしょう。夜のヨガはあまり活発な動きを取り入れないようにします。ゆったりした動きで、本来夜に働きだす副交感神経(リラックス神経)を刺激しましょう。
夜ヨガは1日の心の疲れを取り除き、心と体をリラックスする目的で行います。睡眠障害のある人には特におすすめしたい時間帯のヨガです。リラクゼーション効果のあるチャイルドポーズや前屈系のポーズを多く取り入れるといいでしょう。
ヨガをやっても効果が出ない時の対策
効果を実感するまでは時間がかかる
ヨガをおこなったからと言ってすぐ結果が出るわけではありません。体は徐々に変わっていきます。効果が出ないと感じるのはおそらくヨガをはじめて2ヶ月、3ヶ月の頃ではないでしょうか?
ヨガをおこなう頻度にもよりますがたいていの人は長くても半年〜1年後には自分の体が変化していると気づくでしょう。目先の効果を追わずヨガを楽しみながら、長い目でその効果を見ていくようにしましょう。
ポイントは継続
ヨガは継続することが大切です。目的のために必死に頑張るようなものとは違うので、楽しみながらその日の自分の体、心と対話していきましょう。
効果を得ようと1日に沢山の時間を費やしてもあまり意味はありません。疲れだけが残ってしまいヨガはつらいと感じてしまうでしょう。
自分のペースでいいので日常の生活の中にうまく取り込んで、継続していきましょう。長く続けることで自分にとってのヨガがどういう意味を持つものなのか実感できるようになります。
初心者の方はヨガスタジオや教室がおすすめ
初心者むけにDVDなども多く販売されていますが、初心者の方は指導者のいるヨガスタジオや教室へ行くことをオススメします。ヨガのポーズは正しい方法で行わないと効果は出ないものなのです。
自己流で間違った方法でポーズを行っているとケガにもつながり、逆に体を歪ませてしまう場合もあるからです。
自宅で簡単にはじめられるヨガ
ヨガポーズ
ヨガはマットが敷けるスペースがあれば誰でも始めることが出来ます。オススメしたいのは太陽礼拝のポーズです。時間があまりとれないという人は、太陽礼拝を3回ほど行うだけもいいでしょう。
後屈、前屈、逆転の動作が組み合わさり体のエネルギーを動かす優れたポーズです。朝ヨガに得にオススメですが、夜のヨガでもゆったりとした呼吸で行うことでその効果を実感できるでしょう。
呼吸法
ヨガの呼吸法は色々な種類があります。1度教室などで指導を受け身につけることを推薦いたしますが、自宅でヨガを始める場合は、まずは腹式呼吸を意識してみましょう。女性は特に筋肉量が少ない為に胸式呼吸をしている人が多いのです。深い呼吸をするためにも第一段階として「腹式呼吸」を身につけます。
腹式呼吸でポーズを取れるようになったら胸式と腹式を同時に使った「完全呼吸」をやってみましょう。呼吸を胸に入れそのまま、お腹にも空気を入れる感覚で横隔膜を下げていきます。吐くときはお腹の下から絞っていくように吐き出します。
ここまで出来たら、お腹に力を入れたままこれらの呼吸を行いポーズをとっていきます。
ヨガに来ていく服装は?
おすすめコーディネート
動きやすい服装と言われますが、ヨガの服装はなるべく体にフィットしたものがいいでしょう。ポーズをとった時にめくれないものです。またボタンやファスナーがついたものは、身体やマットを傷つけてしまうので着用しないようにします。
出来れは体を冷やさないように速乾性のある素材のものを選ぶといいでしょう。各ヨガメーカーが市販しているもは、ヨガの動きを考慮して関節の動きを邪魔しない物になっています。
まとめ
ヨガを続けると自分自身の心の変化に敏感になります。自律神経も整ってくるので徐々に心が安定してくるはずです。体も余分なものが落とされスッキリした体へと変化していきます。筋肉が整うと歪みも改善され、内臓の強化、免疫の強化にもつながります。ヨガはこのように多くのメリットがあるものなのです。