基礎化粧品の浸透力をアップさせる方法とポイント

基礎化粧品を使って、毎日スキンケアに励んでいる人もいるでしょう。口コミで人気の化粧品などを取り入れている人もいるはず。

しかし、毎日しっかりとスキンケアしているにも関わらず、効果を実感出来ていない人も少なくありません。効果を実感できないと、自分には合わないアイテム、ケア方法だと感じる人もいるでしょう。

実は、効果を実感出来ない人の中には、ちゃんと肌の奥まで成分が浸透していない人も少なくありません。浸透というと、そんなに浸透力が大切なのかと思われる人もいると思いますが、健康的な肌を作るためには、肌の表面だけではなく、肌の内側までしっかりと成分を行き届かせることが大切。肌の奥まで浸透しなければ、インナードライといった肌トラブルを生むことになるでしょう。

基礎化粧品が浸透した方が良いと分かっていても、そもそも浸透ってなにと疑問を持っている人もいるはず。

そもそも、浸透とは肌の奥まで染み込ませることを意味しており、肌表面だけではなく、肌の奥まで成分を行き渡らせることを言います。

基礎化粧品は、肌の奥まで届け、栄養を与えることで、より効果を得やすくなり、健康肌を目指すことができます。

私たちの肌は、表皮、真皮、皮下組織という3つの層があります。基礎化粧品を浸透させるということは、この3つの層への意識が必要ということ。それぞれの厚みは、0.4mmから1.5mm程度しかないため、肌に優しいケアがどれだけ重要なのか納得できるはず。

年齢とともに、私たちの肌は変化し、働きが悪くなります。それをサポートするためには、肌の奥までしっかりと成分を届けることが重要となります。

若い頃には、肌はみずみずしくハリがあります。しかし、年齢とともに誰だってたるみがでたり、ハリが失われてしまいます。

実は、この原因は保湿因子の減少によるもの。天然の保湿因子は、なんと25歳から30歳をピークとし、その後はどんどん減少してしまいます。また、乾燥や熱すぎるお湯への入浴によっても、保湿因子は減少してしまいます。

そのため、いかに肌を保湿するかによって、肌状態が変わってくるということです。

保湿をしようと考えると、たっぷりと化粧水やクリームを付ければ良いと考える人が多いでしょう。しかし、健康的な肌を目指すのであれば、水分が多すぎてもNG。

理想的な肌の水分量は、40％から50％と言われていますから、たっぷりと化粧水やクリームを使ったからと言って、理想肌に近づくという訳ではありません。

年齢とともに、肌に変化を感じている人は、肌の奥の水分が足りなくなっている可能性があります。

ハリや潤いがある肌を取り戻すのであれば、浸透力があるアイテムを使って、肌の奥までしっかりとケアをすることが重要。どんなに効果があると言われているアイテムでも、肌表面にしか効果が得られないのであれば、肌本来の元気を取り戻すことはできないでしょう。

化粧品の浸透力を高めたいと考えている人の中には、その方法が分からない人も少なくありません。より浸透力を高めるためには、何よりも肌を温めることが大切。肌が温かいということは、それだけ血流が良いということですから、成分も届やすくなります。

そのため、入浴後のスキンケアは理想的なタイミング。体が温まっているうちに、素早くスキンケアをすることで、浸透力を高めることができるでしょう。

浸透力を高めるためには、肌を温めることが大切。しかし、普段の生活だけでは、なかなか思うように温めることができません。

そんな時には、スチーマーの利用がおすすめ。今では、家庭用のスチーマーが手軽に購入することができますから、こういったアイテムを上手に取り入れると良いでしょう。

スチーマーなどの利用が面倒な人には、蒸しタオルがおすすめ。蒸しタオルであれば、簡単に作ることができますから、簡単に肌を温めることができるでしょう。

蒸しタオルは、顔全体にのせ、3分程度放置することで、顔全体を温め、浸透力を高めることができます。

浸透力の高いアイテムを使っているはずなのに、効果が実感出来ない人がいます。そんな人の中には、普段のケアが邪魔している人も少なくありません。

化粧品の入りが悪いと感じている人は、しっかりとクレンジングが出来ていますか。どんなに浸透力の高いアイテムを使っても、毛穴に汚れが詰まっていては、しっかりと成分を奥まで行き渡らせることができません。

基礎化粧品を浸透させるためには、浸透しやすい環境を作ることも大切。クレンジング、洗顔で、毛穴に詰まった汚れを落としてから、ケアを行うようにしましょう。

クレンジングや洗顔を行った後、ついつい時間を置いてから、スキンケアを行う人も多いでしょう。テレビに見入ってしまったり、友達からの連絡に気を取られてしまう人もいるでしょう。

化粧品の浸透力を高めたいのであれば、洗顔後すぐにケアをはじめることが大切。時間をおいてしまえば、乾燥しやすくなり、肌トラブルの原因を作ってしまうこともあります。

クレンジング、洗顔が終わったら、まずはスキンケアを行い、肌を整えるようにしましょう。

みなさんは、化粧水や美容液をどのように肌に馴染ませていますか。コットンを使ってパッティングをしている人もいれば、手でサッと行き渡らせるだけで、ケアを終わらせてしまっている人もいるでしょう。

これでは、化粧品をしっかりと浸透させることはできません。化粧品を浸透させるためには、ハンドプレスが理想的。化粧水を肌に馴染ませたら、手のひらを使って優しく押し込むことで、肌に浸透しやすくなります。美容液、乳液、クリームも、それぞれ最後にハンドプレスを行うことで、肌の奥まで成分を届けることができ、肌の奥から潤いを与えることができるでしょう。

肌トラブルを抱えている人の中には、部分的に肌の状態が異なる人もいます。そんな人は、化粧水などでのケアにムラがある可能性があります。

手で化粧水などを付ける場合、どうしてもムラができてしまうもの。それにより、乾燥しやすい部分ができてしまうこともありますから、そんな時にはコットンを使って、均等にケアしていくことがおすすめ。コットンを滑らせる様にケアするのが、ポイントです。

化粧水や美容液、クリームを付けた時、なんとなく潤い足りないと感じることもあります。特に、乾燥しやすい時期などは、目元や口周りなどに乾燥を感じる人も多いでしょう。

そんな時は、足りないと感じる部分に重ね付けすることが大切。少量で重ね付けすることで、更に浸透力が高まりますから、肌の潤いを実感しやすくなるでしょう。

ちゃんとスキンケアしているにも関わらず、肌トラブルが絶えない、乾燥が改善しないと感じている人の中には、ちゃんと肌の奥まで浸透できていない人も少なくありません。

どんなに効果が高いといわれるアイテムを使っていても、高価な美容液をつかっていても、肌の奥まで届けることができなければ、効果を得ることはできません。

美肌を目指すためには、まずは浸透力を考えたケアをすること。今お使いの化粧品でも、浸透力が変わってくれば、肌の状態は変わってくるはずですから、まずは浸透力をアップさせるポイントなどを抑えて、スキンケアを見直してみましょう。