ヨガをはじめたら変わった5つのこと

ヨガ

ヨガの効果は分かっているけど、ヨガを始めて実際にどんな変化が感じられたのか気になっている人は少なくないでしょう。今回は、ヨガを始めたら変わった5つのことを、実際の体験を元にご紹介します。ヨガを始めたいけどなかなか最初の一歩が踏み出せない方、必見です。

ヨガをはじめたら変わったこととは?

ヨガを習慣的に行っている人であれば、ヨガをはじめてから何かしらの変化を実感できていると思います。

その変化というものは身体的な変化、精神的な変化、環境の変化、思考の変化など、人によって異なります。

今回は、ヨガを始めてから実際に変わった5つのことをご紹介します。

誰でも何かしらの変化を実感するはず

ヨガに出会ってから人生が変わったと言っている人に会ったことがありますか?

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、そのような人が実は多く存在します。

そして、そのようなことを聞くと、ヨガをすると人生がガラっと変わって全てがうまくいくのかと勘違いする人が多いのも事実です。

しかし、ヨガを始めたら人生が劇的にチェンジしてバラ色になるというわけではなく、誰でも何かしらの変化を実感する可能性が高いということです。

ただし期待しすぎはNG

これはヨガに対してだけでなく全てに対して言えることですが、効果や変化を期待しすぎることはおすすめしません。

多くの人は何か新しいことを始めるときに、何かしらの効果や変化を期待してしまい、期待通りの結果が出ないとひどく落胆することがあります。

しかし、期待することに何もメリットはありません。

ヨガを始める理由は人それぞれですが、少なからず何らかの効果や変化を期待する人がいると思いまが、それは時にデメリットにもなり得るのです。

自分と向き合う習慣ができた

ヨガを始めて一番に感じた変化は、自分と向き合う習慣ができたということです。

自分と向き合うとは、感情・思考・欲望など自分の全てを徹底的に知るということです。

今まで見ないフリをしていた自分の嫌な部分、今まで気が付かなかった内に秘めた欲望など、良い部分も悪い部分も含めて自分の全てと真正面から向き合うことは、正直しんどくて大変です。

しかし、ヨガをすることで強制的に自分と向き合わざるを得なくなります。

自分を知ることができる

自分と向き合うことができると、自分を知ることができます。

多くの人は自分のことはすでによく知っていると思いこんでいますが、実際には自分の一部や表面上の部分だけを知って、全てを理解していると勘違いしているかもしれません。

しかし、自分を知るためには自分のディープな部分にある本音と向き合う必要があります。

その本音というものは、目を向けるのが辛かったり、理解するのに時間がかかったりするものが多いです。

そして、その自分のディープな部分にある本音=本当の自分を知ることができる手段の一つがヨガなのです。

自分を愛せるようになる

ヨガのプラクティスを重ねるうちに、自分の本音と向き合い、本当の自分を理解できるようになっていきます。

そして、今まで許せなかったことなどを受け入れられるようなっていきます。

そうすると、自分を心の底から愛せるようになるのです。

自分を愛せるとどうなるかというと、様々な基準が自分軸になり、人生がどんどん豊かになっていきます。

そして、自分を愛せることの最大のメリットが、自分を愛せると他人を愛せるようになるということです。

本質的に幸せになれる

心の底から自分を愛せるとどんなことが起きるのかというと、本質的に幸せになれる可能性が高くなります。

多くの人は幸せは自分の外側にあると思いこみ、一生懸命自分の外側に目を向けていますが、実際には幸せは自分の外側にはなく、自分の内側にあることが多いのです。

自分の外側で幸せを見つけたという人もいますが、それは単なる錯覚にすぎず時が経てばその魔法は解けてしまいます。

本質的に幸せになりたいのであれば、まずは自分を心の底から愛し、常に自分を喜ばせ、心身ともに大切にしてあげましょう。

自分が満たされていれば、それば幸せを感じる大きな第一歩になります。

身体の声を聞くことができるようになった

次に、身体の声を聞くことができるようになりました。

ヨガを始める前は、食べるものにあまり関心はなく、突然くる原因不明の体調不良に悩まされていました。

しかし、ヨガを始めてから、今身体が必要としている物は何か、体調が悪くなる理由などがハッキリと分かるようになりました。

食生活が変わった

不規則だった食生活が、ヨガを始めてからガラッと変わりました。

というのも、意識的に変えたのではなく、ヨガのレッスン時間に合わせて食事をとるようになったので、意識せずとも自然と変化していきました。

ヨガをする前後2時間は食事を控えるようにしているので、そのことを考慮したら暴食をしないようになり、ヨガの後はなぜかヘルシーな物が食べたくなるので、身体の欲求を聞いているうちに摂取するものも自然に淘汰されたのです。

体調不良が改善された

食べ物が身体を作るといわれていますが、ほんとうにその通りだと実感しています。

ヨガをするようになって、自然と食べるものが変わっていくに従い、体調不良が改善されていきました。

それまでは、突然やってくる原因不明の頭痛などの体調不良に悩まされていましたが、それらがみるみるうちに改善されていったのです。

ヨガを始めて数か月が経った頃、ふと最近は体調がいい日が続いているということに気が付き、そのときに初めて体調不良が改善されたことを確信しました。

生理に対する考えが変わった

ヨガを始めるまでは、毎月やってくる生理が鬱陶しくて仕方ありませんでした。

しかし、ヨガを始めてから今まで興味がなかった分野の本を読んだりワークショップに参加するようになりました。

その頃に学んだことの一つが、女性ホルモンについてです。

それまでは生理はただの月に一回くるめんどくさいものでしたが、ホルモンについて理解したあとは、毎月くる生理に感謝するようになりました。

もうすぐで生理がくるからこのポーズは控えよう、今は生理中だからこのポーズを行おう、生理が終わって体調がいいからよりエネルギッシュになるポーズを行おうなど、その時のホルモンバランスによってヨガの種類やポーズを選べるようになりました。

常に呼吸を意識するようになった

目の体操

次に、呼吸に対しての変化です。

ヨガを始めるまでは、呼吸に意識を向けたことはほとんどありませんでした。

しかし、ヨガを始めてからは呼吸の大切さを日々実感するようになりました。

呼吸の大切さを実感

普段、呼吸に意識を向けて生活しているという人はどのくらいいるでしょうか?

スポーツを行っている人や呼吸法のトレーニングをしている人でいなければ、そのような人はあまり多くは存在しないと思います。

しかし、ヨガを始めてからはヨガのプラクティス中だけではなく、普段の生活の中でも常に呼吸に意識を向けるようになりました。

深い呼吸は、精神的安定や幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌と密接に関係しているのです。

感情のコントロールできるようになった

普段から深い呼吸ができるようになると、感情のコントロールがしやすくなります。

例えば、イラっとすることがあり頭に血がかーっとのぼったとしたら、何かアクションを起こす前にまずは深い呼吸をしてみます。

そうすると不思議なことに、さっきまで煮えたぎっていた怒りがスーッとしずまり、数分後には怒っていた理由さえも忘れてしまうことでしょう。

怒りに対してだけではなく、緊張しているとき、悲しいとき、動揺しているときなど、どんな感情のコントロールにも深い呼吸は効果的です。

執着がなくなった

次に、ヨガを始めてから様々な執着がなくなりました。

執着とは大きく分けて物質的な執着、精神的な執着があります。

物質的な執着の手放し

ヨガを始めるまでは、ショッピングや新しいトレンド、お気に入りの物を収集するのが好きで、物質を通して幸せを感じることが多かったのです。

しかし、ヨガをはじめてからは、なぜか物に対する執着がなくなりました。

なぜかというと、幸せは自分の内側にあるということに気が付いてしまったからです。

いくらお気に入りの物に囲まれて生活をしていても、いつも心は空っぽで、どんなに物を買い足してもその空っぽの心は埋めることができないのです。

そのことに気が付いてから、物に対する執着は一切なくなりました。

精神的な執着の手放し

精神的な執着の手放しもヨガをはじめてから自然と起こりました。

例えば、恋人に対する依存や過度の期待、友人や家族を無意識にコントロールしようとすることなどです。

パートナーや家族、親しい友人のことを自分の所有物だと思いこみ、全て自分の思い通りにいくと思いこんでいたとしても、実際にはそれはただの執着や依存でしかありません。

それらのことに気が付くには様々なプロセスや膨大な時間が必要ですが、ヨガ哲学書やヨガに関する本を読みヨガのプラクティスを続けていくことで、徐々にそれらのことに気が付くことができるようになります。

人間関係のリセット

類は友を呼ぶ、という言葉を聞いたことはありますか?

自分の周りには自分に似た人が集まってくるんですよね。

ヨガを始めてから、人間関係がガラっと変わりました。

今までよく会っていた人とはあまり会わなくなり、ヨガを通して出会った人と頻繁に会うようになったりり、ヨガを始めて数年が経った頃にふと人間関係がリセットされたことに気が付きました。

一緒にいて心地のいい人、いいバイブレーションを持っている人しか自分の周りにいないということに気が付いたときは、思わずヨガに感謝しました。

ヨガは最強のコミュニケーションツールだと気が付いた

最後に、ヨガを始めてヨガはコミュニケーションツールにもなりうるということに気が付きました。

スポーツは万国共通といいますが、ヨガも全く同じです。

ヨガを通して素敵な人と出会える

個人的な意見になってしまいますが、ヨガを行っている人は素敵な人が多い印象です。

一緒に居て心地いいと思える人に、ヨガを通してたくさん出会ってきました。

そしてそのような人と出会った場合、お互いのバックグラウンドや職業などは全く異なる場合でも、ヨガという共通点があるだけで一気に打ち解けて仲良くなることができます。

ヨガクラス、ワークショップ、ティーチャートレーニングコースで時間を共にした人とは良い関係が築けることが多いです。

言葉を超えるコミュニケーションができる

ヨガのレッスン中に使われるアーサナの名前は、世界共通です。

例えば、下向きの犬のポーズであるダウンドックは、サンスクリット語でアドームカシュバーナーサナと呼ばれています。

もし海外でヨガクラスに参加したとして、英語や現地語が100%分からないとしても、アーサナの名前はサンスクリット語でいうことがほとんどなので、理解することができるのです。

日本以外でヨガクラスに参加すると、最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れると問題なくクラスを受けることができます。

グローバルな感覚が身に付く

もし少しでも英語や国際交流に興味があるのであれば、日本で外国人インストラクターのレッスンやワークショップに参加したり、海外のレッスンに参加することをおすすめします。

そのようなクラスに参加すると外国人の友達ができる可能性も高いですし、英語やその他外国語でヨガに関して学んでみたいと思うかもしれません。

もしかしたら、それらの経験がきっかけでヨガの本場であるインドに行ってみたいと思うかもしれません。

ヨガを通して、新しいことに挑戦することになったり、今まで予期していなかったような様々な可能性が花開いていくことでしょう。

ヨガをはじめて新しい世界に飛び出そう

何か新しいことを始めたい、ヨガに興味はあるけど始める機会がないと思っている方、今年は思い切ってヨガを始めてみてはいかがでしょうか?

ヨガをはじめてみると、予期していなかった嬉しい変化が訪れるかもしれません。

新しい世界に飛び込むことは怖いですが、思い切って一歩を踏み出してみると、素敵な世界が待っていることでしょう。

ただし、始める前に過度な期待をすることは控えましょうね。

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インド滞在中にヨガに出会い、帰国後ヨガインストラクターとして活動。ハタヨガ、リストラティブヨガをメインに指導。カナダでパークヨガなどを開催、現在はオーストラ...

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