ペアヨガのすすめ!パートナーと信頼をはぐくむ5つのポーズ
ペアヨガはパートナーとの呼吸を合わせ、同じポーズを共有していくものです。1人で行うよりもバランスが難しく、2人の信頼性や呼吸のタイミングがカギとなってきます。一味違ったヨガを体験してみませんか。
ペアヨガの魅力
ペアヨガとはパートナーと2人で行うヨガのことです。ヨガを通してお互いのバランス、強さ、柔軟性などを補い、1つのポーズをとっていきます。恋人、友達、家族、ペアを組む相手を思いやり呼吸を合わせていくヨガです。
1人で行うヨガとの違い
ヨガは1人で行うものが多く、自分の内面を見つめていきますが、ペアヨガの場合はそこにパートナーという第三者が加わります。言葉では伝わらない思い、肌を触れ合わせることで伝わっていくこともあります。
バランスポーズなどは1人だと出来るのに、相手がいることでバランスが難しくなり、ふらついたリ、転がったりすることもあるでしょう。自然に笑みがこぼれ、心が温かくなることもあるでしょう。
2人だからこそ作り出せる空間や時間、絶妙のバランスを楽しんで行いましょう。
パートナーシップを育む
パートナーシップとは私たちの生活の色々な場面で必要になってきます。仕事、学校、家庭などです。人との繋がり関係性にはとても繊細で、そしてしっかりとした信頼関係が存在します。
そんなパートナーシップを育むのにペアヨガは大いに役立つでしょう。寄り添いながらも依存しすぎないそれがペアヨガのポーズです。これは日常生活においても、パートナーとの距離に必要なものではないでしょうか。
オススメしたいペアヨガポーズ
1.プラーナヤーマ(呼吸)
ヨガにおいて呼吸はとても大切なものですが、ペアヨガは相手の呼吸を感じていくことも醍醐味です。ペアヨガの最初には背中を合わせお互いの呼吸を感じていきましょう。
この時のアサナ(ポーズ)でもパートナーに寄りかかるのではなく、自分をキープしながら寄り添うという事がポイントです。3分ほど深い呼吸を繰り返しながら、パートナーと自分が1つになっていく感覚を味わってみましょう。
2.アドムカシュバナーサナ(ダウンドック)
ヨガの基本、アドムカシュバナーサナ(ダウンドック)です。
1.パートナーは正座をし両手を伸ばして足首を持ちます。その状態でパートナーの腰へ両手を置き、肘を伸ばします。
2.重心を両手にかけ、パートナーの腰から手までがしっかり伸びるように、片方ずつ足を後ろに引いていきます。
3.吐きながら体を前に倒すと、パートナーの腰が伸びていきます。
4.吸いながら体重をかかとに戻し、ダウンドックのポーズに入ると、パートナーは上半身がのびていきます。
この体重移動を数回繰り返しましょう。終了したら交代して同様に繰り返します。
3.ナバーサナ(舟のポーズ)
ペアヨガと言えば定番のポーズです。2人の柔軟性が必要になってくるポーズですので、どちらかの柔軟性が足りない場合は、足をまげておこないましょう。絶妙なバランス、タイミングが必要になります。
1.お互い向き合って座りお互いの手首を握ります。
2.体を少し後ろに傾け、片足づつ足の裏を合わせます。背中が丸くならないように頭頂部を引き上げます。
3.腕をしっかり伸ばし出来そうなら足を押しつけながら、伸ばしていきます。呼吸を3呼吸〜5呼吸入れましょう。
4.戻るときは呼吸を吐きながら膝を曲げてきます。最後までバランスを崩さないようにしましょう。
4.ヴリクシャアサナ(木のポーズ)
ヴリクシャアサナ(木のポーズ)はお互いのバランスを安定させ、心を穏やかにしていくポーズです。パートナーを支えにしつつ、自分でもしっかりと軸を保っていきます。
1.パートナーと並び、外側の手を2人の中心で合わせます。
2.バランスをとりながら外側の膝を曲げ、太ももの内側にあてていきます。
3.2人のバランスが安定してきたら呼吸を合わせ、吸いながら内側の手を頭上に伸ばし手のひらを合わせていきます。そのまま3呼吸〜5呼吸入れましょう。
4.吐きながらゆっくりとポーズをとき、反対サイドも同様に行います。
5.シャバーサナ(屍のポーズ)
シャバーサナ(屍のポーズ)はパートナーの呼吸を感じながら、エネルギーの一体感を感じていきます。
足を反対へ流し、床に仰向けになって並びます。パートナーのお腹の上に優しく手のひらをあて、自然な呼吸を繰り返していきます。気持ちが穏やかに整ってくるのを楽しみましょう。
ペアヨガは信頼と自立をむすぶもの
ペアヨガを行う場合、頑張るという言葉は似合いません。お互いに今持っているものを補い合い、1つのポーズを作っていくのです。お互いを認め合い、信頼し、そして頼り過ぎない、このスタンスがポーズを安定させていくカギになっているようです。